アートギャラリー・美術館展覧会のおすすめ情報
2025年9月開催のアートギャラリー・美術館の展覧会をご紹介します。開催スケジュールに加え、展示作品や見どころなどの詳細情報をお届けします。ご来館の際は、最新の開館状況を各美術館・博物館の公式ホームページなどでご確認ください。
東京都現代美術館 「開館30周年記念展 日常のコレオ」
日常の身振りや場所の成り立ちに着目し、国内外約30組の作品や参加型プログラムで、美術館のこれからを多角的に考える大規模展。
会期:2025年8月23日(土)~11月24日(月・振休)
会場:東京都現代美術館(企画展示室1F、B2F、ホワイエ ほか)
時間:10:00~18:00(8・9月の毎金曜は21:00まで、入場は閉館30分前まで)
料金:一般 2,100円/大学生・専門学校生・65歳以上 1,100円/中高生 500円/小学生以下 無料/ツインチケット 3,500円
休館日:月曜(9/15、10/13、11/3、11/24は開館)、9/16、10/14、11/4
URL:https://tinyurl.com/bp8rkneb
大阪市立美術館 特別展「NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし」
日本の伝統漆器「根来」に焦点を当てた特別展が大阪市立美術館で開催されます。朱漆が磨耗し黒漆が表れる独特の古色美をはじめ、中世の漆工品や伝来の名品、著名人の愛蔵品まで幅広く展示されます。さらに現代作家による作品も並び、漆芸の新たな可能性を探る場となっています。大阪・関西万博の年にふさわしい、日本文化の深みを体感できる展覧会です。
会期:2025年9月20日(土)~11月9日(日)
会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82)
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
料金:一般 1,800円/高大生 1,300円
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館。9月22日は開館)
URL:https://tinyurl.com/56fv5hyy
国立新美術館 「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」

椿昇
《エステティック・ポリューション》
1990年
発泡ウレタン、粘土、木(ヤナギ)、塗料他
290×360×270cm
金沢21世紀美術館蔵
撮影:斎城卓
画像提供:金沢21世紀美術館
© TSUBAKI Noboru
国立新美術館で1989年から2010年にかけて日本で生まれた美術表現を振り返る展覧会が開催されています。国内外50組を超えるアーティストによる作品を通して、過去や他者との関係、コミュニティの未来など多様なテーマが検証されています。香港M+との協働による国際的な視点も取り入れられ、現代社会を映す日本美術の可能性を幅広く探る内容となっています。
会期:2025年9月3日(水)~12月8日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで、入場は閉館30分前まで)
料金:後日、国立新美術館公式サイト等で案内予定
休館日:火曜(9/23は開館、9/24は休館)
URL:https://tinyurl.com/y5vu9xtc
森美術館 「ロン・ミュエク展」
超写実的な人体彫刻で知られるロン・ミュエクの大規模個展が森美術館で開かれています。孤独や不安、老いなどの普遍的な感情を、大小さまざまなスケールの彫刻で表現し、観る人に強い印象を与えます。大型インスタレーションも展示され、現代社会に生きる人々の心情を映すような体験的な空間が広がっています。感情と身体表現の本質に迫る必見の展覧会です。
会期:2026年4月29日(水・祝)~9月23日(水・祝)
会場:森美術館
URL:https://tinyurl.com/k22a5n8x
プラザ・ギャラリー 「Young Bronze Sculptors」
ブロンズ彫刻を学ぶ若手作家6名によるグループ展がプラザ・ギャラリーで開催されています。歴史ある素材に挑みながら、現代における新たな表現を模索する姿勢が随所に感じられます。ブロンズという伝統的な素材に、若手ならではの視点や感性が加わることで、新しい造形の可能性が生み出されています。未来の彫刻シーンを担う世代の挑戦を一度に鑑賞できる、貴重な展覧会です。
会期:2025年9月6日(土)~9月28日(日)
会場:プラザ・ギャラリー
時間:11:00~18:00
料金:無料
休館日:月・火・水曜
URL:http://www.plaza-gallery.com/
ポーラ美術館 「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」
イギリスを拠点に活動するライアン・ガンダーの最新作がポーラ美術館で紹介されています。絵画からVRインスタレーションまで多岐にわたる作品が館内を彩り、その大半が日本初公開です。本展のために制作された新作も含まれ、ガンダーの現在の創作活動を幅広く体感することができます。芸術の枠組みや意味を問い直す試みが凝縮された展示で、国際的に高く評価される作家の多彩な表現を楽しむことができます。
会期:2025年5月31日(土)~11月30日(日) ※会期中無休
会場:ポーラ美術館(アトリウム ギャラリー、展示室4、ロビー)
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:大人 2,200円(シニア含む)/ 大学・高校生 1,700円 / 中学生以下無料
URL:http://www.polamuseum.or.jp/
東京国立近代美術館 「所蔵作品展 MOMATコレクション」
所蔵作品展「MOMATコレクション」が東京国立近代美術館で開催されています。保存の観点から会期ごとに展示作品のほぼすべてが入れ替えられるのが特徴で、今回はラウシェンバーグ生誕100年に関連した企画や、日韓国交正常化60周年を記念した展示が注目を集めています。近現代美術史を見通せる名品や新収蔵品が公開されるため、毎回新鮮な発見があります。美術館の魅力を存分に味わえる展覧会です。
会期:2025年7月15日(火)~10月26日(日)
会場:東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー(4階~2階)
時間:10:00~17:00(金・土曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
料金:一般500円、大学生250円 ※高校生以下・18歳未満・65歳以上は無料
休館日:月曜休館(7/21、8/11、9/15、10/13は開館。7/22、8/12、9/16、10/14は休館)
URL:https://www.momat.go.jp
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「そのとき、どうする?展 - 防災のこれからを見渡す -」
防災をテーマにした企画展が21_21 DESIGN SIGHTで開かれています。データビジュアライゼーションや防災関連プロダクト、災害から生まれたプロジェクトを通じて、自然災害の実相を見つめ直す内容となっています。来場者に問いを投げかけ、未来に向けた備えを考えるきっかけを与える構成です。ビジュアルデザインスタジオ「WOW」がディレクターを務め、社会における防災の新しい視点を提案しています。
会期:2025年7月4日(金)~11月3日(月・祝)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
休館日:火曜(9/23は開館)
URL:https://tinyurl.com/mr3h88nz
ギンザ・グラフィック・ギャラリー 「田部井美奈 光と図形と、その周辺」
田部井美奈による個展がギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されています。光や影といった予測できない現象を二次元に写し取る写真的アプローチが特徴で、偶然性を伴うビジュアル表現に挑戦しています。独立後の創作活動において築き上げた独自のスタイルを通して、視覚表現の新しい可能性を提示する展覧会となっています。秋の銀座で楽しめる注目の展示です。
会期:2025年9月5日(金)~10月22日(水)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
時間:11:00~19:00
URL:https://tinyurl.com/4e9adnp7
The 5th Floor 「現象と記録 同一の記録を3つの部屋にしてみる」
メディアと記録の関係性を探る展覧会が根津のThe 5th Floorで開催されています。ほぼ同じ間取りの三部屋に映像や写真、ポスター、レビューを展示し、鑑賞者が入れるのは一室のみという独自の形式です。記録の厳格さを保ちつつ、パフォーマンスの記録や体系化などの操作を観客と共に試みています。記録と表現の可能性を新たに考える場として注目を集めています。
会期:2025年8月29日(金)~10月12日(日)
会場:The 5th Floor
時間:13:00~20:00
URL:https://the5thfloor.org/
HENKYO 「空白の翼廊」
小森紀綱と山田康平による二人展「空白の翼廊」がHENKYOで開催されています。新作を中心に構成され、空間と作品の関係を探る挑戦的な展示となっています。初日には彫刻家・名和晃平によるトークイベントも予定され、作品と対話を深める機会が用意されています。実験的かつ刺激的な企画として、現代美術に関心を持つ人々にとって見逃せない展覧会です。
会期:2025年9月6日(土)~9月27日(土)
会場:HENKYO
時間:12:00~19:00
URL:https://henkyo.jp/
フジギャラリー新宿 「青木愛弓個展 うたかたの景色」
青木愛弓による個展「うたかたの景色」がフジギャラリー新宿で開催されています。コラージュ素材を重ね合わせ、流れるような筆致で描かれる作品は、透明感にあふれた景色の一瞬を切り取っています。四季の移ろいに宿る詩情を丁寧に描き出し、鑑賞者に豊かな感性を呼び起こす展示です。心に浮かぶ断片的なイメージを再構築した新作が並び、静謐で奥行きある世界観を味わうことができます。
会期:2025年9月12日(金)~10月19日(日)
会場:フジギャラリー新宿
時間:10:00~18:00
URL:https://www.fuji-gs.jp/
NANZUKA UNDERGROUND 「ハロシ個展 ABACO」
アーティスト・ハロシによる個展「ABACO」が渋谷のNANZUKA UNDERGROUNDで開かれています。スケートボードデッキの廃材を素材に再生させる独自の作品で知られるハロシが、同ギャラリーで3度目となる新作を発表します。これまでのシリーズに続き、サステナブルな視点を持ちながらも、遊び心とエネルギーに満ちた造形が展開されています。リサイクル素材を活かした鮮やかな作品群は、現代アートの新しい方向性を示しています。
会期:2025年9月12日(金)~11月9日(日)
会場:NANZUKA UNDERGROUND
時間:11:00~19:00
URL:https://tinyurl.com/32awty94