アマナが主催する写真アワード「Portrait of Japan」開催。7月11日までエントリー受付

ビジュアルコミュニケーション事業を手掛けるアマナが「LIVING WITH PHOTOGRAPHY」をコンセプトに、雑誌、オンラインなど多角的にアートフォトを発信するIMAプロジェクトでは、このたび、「Portrait of Japan」と題して、公募による写真アワードを実施する。募集期間は、2021年6月15日(火)から7月11日(日)までとなっており、年齢、国籍問わず、誰でも申し込みができる。昨今高まる日本社会における”多様性”をめぐる議論のさらなる市民参加を呼びかけ、来たるべき日本の多文化共生社会への意識の醸成を目指す。

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Portrait of Japan

本アワードは、ポートレート写真の力を通じて、現代の日本を構成する人たちの肖像を写し出す、公募による写真アワードのプロジェクト。フォトジャーナリズム界最古の歴史を有する雑誌『British Journal of Photography』などを刊行するイギリスのメディア「1854 Media」が運営している写真アワード「Portrait of Britain」の日本版として、ホンマタカシ、片山 真理、ヘレン・ファン・ミーネ、奥山 由之、アレック・ソスといった5名の写真家を審査員に迎え、広く一般からポートレート写真を募集する。アーツカウンシル東京による「Tokyo Tokyo Festival」の助成事業の一環として、日本では今年初めての開催となる。

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Portrait of Britainの屋外サイネージ

審査対象は、2020年以降に撮影された日本を拠点とする人たち、海外を拠点とする日本にゆかりがある人たちのポートレート。5名の審査員がそれぞれ1作品ずつグランプリを選出し、作品が選ばれた5名の受賞者には各自10万円を贈呈。グランプリ作品を含む優秀作品50点を8月中旬に特設ウェブサイトにて発表する。またエムシードゥコーの協力のもと、8月末から9月上旬にかけて渋谷周辺エリアをはじめとする都内各所の屋外サイネージでも展示される予定。現代の日本をかたちづくる人たちの肖像を捉えた写真が東京の街頭に展示され、街ゆく観客にさまざまな問いを投げかける。いまの日本を生きる多様な価値観を写し出した写真は、未来の社会を構想する手がかりを見つけるヒントとなるだろう。

応募要項

作品テーマ

現代の日本をかたち作る人々のポートレート写真。2020年以降に撮影された日本に生きる人たちのポートレート、または海外を拠点としながらも日本にゆかりのある人のポートレート

審査員

ホンマタカシ、片山 真理、ヘレン・ファン・ミーネ、奥山 由之、アレック・ソス

応募期間

2021年6月15日(火)~ 7月11日(日)

応募方法

特設サイトより応募

応募資格

年齢、国籍問わず、誰でも申込可

応募費用

¥2,000(税込み)

賞について

特設サイトにて8月中旬(予定)に発表。東京都内各所の屋外サイネージにて、2021年8月下旬から9月上旬(予定)の期間展示される。

グランプリ(5作品)

5名の審査員が一人1作品ずつ選出

  • 各人に10万円を贈呈
  • 特設サイトでの作品のご紹介
  • 屋外サイネージでの展示
入賞(約50作品)
  • 特設サイトでの作品のご紹介
  • 屋外サイネージでの展示

Portrait of Britainとは

フォトジャーナリズム界における世界的な権威である1854 Mediaが主催するアワード。同社は、1854年に英国にて設立され、フォトジャーナリズムのメディアとして世界でもっとも長い歴史を保有する。2016年よりスタートしたPortrait of Britainは、英国に住む多種多様なバックグラウンドを持つ人々のポートレート写真を一般から募集。アワード形式で表彰し、提携先のJCDecuaux社屋外広告メディアに掲載し、展示企画を実施。あわせて、書籍出版物も刊行している。