未来の住まいを考える展示
広島市中区基町住宅地区で活動する基町プロジェクトが主催する「基町2045–復興と創造」の一環として、特別サテライト展示「復興する街区・続編–住まいのかたち」がアートギャラリーミヤウチで2024年11月23日から2025年1月30日まで開催される。この展示では、戦後の広島を中心に、復興の過程からみつめる未来の住まいのかたちをテーマに構成されている。
模索する基町
基町住宅地区が持続可能な形で未来に続いていくための建築模型展「模索する基町」も関連展示として広島市中央図書館で同期間に開催される。これらの展示は、地域の未来を見据えた都市計画の可能性を提示し、復興から現在、そして未来への繋がりを考察する貴重な機会となっている。
他都市の事例から学ぶ復興の形
この展示では戦災や復興の過程で形成された住宅と都市の変遷を再考する。広島に加え、長崎、東京、ドイツ、ポーランドといった多様なエリアの事例を取り上げ、それぞれの地域での異なる復興の目的や状況を探りながら、共通点や教訓を見出す。戦後の住宅不足や都市計画の中で果たした建築物の役割を通じて、広島の未来に繋がる知見を提供する内容となっている。
未公開資料を加えた新たな視点
2024年8月に基町プロジェクトが開催した「写真展–復興する街区」では、広島やその他の地域の復興をテーマに写真を中心に展示した。本展では、未公開の資料や新たな取材資料を加え、他都市の事例を元に広島の街の未来を考えていくための深い視点を提供している。
住まいと都市計画の歴史と未来
今回の展示は前回の展示では触れられなかった新たな視点を追加することで、「住まい」というテーマにより深く切り込み、広島の住宅や都市計画の歴史と未来を振り返る構成になっている。この展示が、広島やその他の地域の歴史と未来を結びつける試みとなることを期待している。
学芸員によるギャラリートーク
- 日時:2025年1月19日(日)11:00–11:30
- 参加:無料 ※要予約
「基町2045:復興と創造」の特別サテライト展示開催概要
会場 | 2024年11月23日(土)から2025年1月30日(木)まで |
会期 | 広島市中央図書館2階展示ホール |
時間 | 9:00–19:00(土日祝は17:00まで) |
URL | https://tinyurl.com/bt2tfd22 |