銀座 蔦屋書店にて現代美術家 三島喜美代の個展を2022年1月29日より開催

銀座 蔦屋書店は、現代美術家・三島喜美代の展覧会を、2022年1月29日(土)から2月8日(火)の期間に、店内イベントスペースGINZA ATRIUMにて開催する。開催に合わせ、1月28日(金)正午より、マルチプル作品のオンラインエントリー販売が特設ページにて実施される。

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撮影 今村裕司

1950年代より一貫して新聞や雑誌、ダンボール、空き缶など日常に身近な“情報”を題材に制作を続けてきた三島。1950年代後半から1970年頃までは、新聞や雑誌などをコラージュした油彩画やシルクスクリーン作品を制作し注目された。70年代初めからは情報化時代や大量消費社会に潜む不安感や恐怖感を表現するため、新聞をシルクスクリーンで割れる陶に転写した今回のマルチプル作品のような立体作品を手掛けるようになった。三島作品は、日常や旅先の海外で見つけた素材を活用して作られており、一見するとゴミのようなこれらの作品は、陶器という媒体を通じて不思議な存在感を放ち、情報が大量消費される現代に問いかけてくる。

本展は、缶かごやダンボールかご、BOX、さらにはマルチプル作品など、三島の代表作を集めた展覧会となる。卒寿を前にして、とどまることのない三島の情熱に溢れる作品が展示される。

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『Newspaper』

マルチプル作品について

マルチプル作品のオンラインエントリーはアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」の特設ページにて、1月28日(金)正午より開始。オンラインエントリー受付期間は、2022年1月28日(金)正午から2月8日(日)20:00までとなっている。

  • 作品名|マルチプル作品『Package』『Newspaper』
  • 制作数|各30
  • 作品サイズ|『Package』:8×8.5×7(h) cm、『Newspaper』:14×11.5×10(h) cm ※各作品の平均のサイズ表記。作品によって誤差あり。
  • 素材|セラミック
  • 制作技法|印刷
  • 制作年|2021
  • 箱素材|桐(桐箱に作家サインプリント入り)
  • 箱サイズ|『Package』:15×14.5×10.5(h)cm、『Newspaper』:19×17×13.5(h)cm
  • 価格|275,000円(税込)+ 送料2,200円(税込)

※全て1点ものにつき、作品によってサイズは異なる。

※作品により柄は異なる。柄の選択は不可。

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『Package』

三島 喜美代 プロフィール

三島喜美代は、現在、十三(大阪)と土岐(岐阜)を拠点に活動する現代美術家。1970年代初頭まで絵画に取組み、その後、陶による作品制作を始める。作品は、新聞や雑誌の紙面、商標の印刷された段ボール箱などの活字をシルクスクリーンで転写したものを主体としており、割れるという性質を持つ陶器を通して情報に埋没する不安感や危機感、危うさを表現している。

1974年から継続して個展やグループ展に参加しており、その活動は国内にとどまらず、アメリカ、オーストラリア、メキシコ、香港など世界中に展開されている。近年では、2021年の「アナザーエナジー展」(森美術館)や2022年の「MOTコレクション Journals 日々、記すVol.2」(東京都現代美術館)、「第10回現代美術アジア太平洋トリエンナーレ」(クイーンズランド近代美術館/オーストラリア)などに出展している。1974年 ファエンツァ国際陶芸展(イタリア)ゴールドメダル、2019年 第5回安藤忠雄文化財団賞、2021年 令和3年度 文化庁長官表彰、2022年 第63回毎日芸術賞など、長きにわたるその精力的な活動と作品は、国内外で高く評価されている。

「三島喜美代展」開催概要

会期2022年1月29日(土)~2月8日(火)
会場銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
時間11時~20時 ※最終日のみ18:00終了
入場無料
特集ページhttps://bit.ly/3KxvB7R