日本建築家協会「JIA 優秀建築選2021」100選、グッドデザイン・アワード、キッズデザイン・アワードなど4つの建築アワードを受賞

キノアーキテクツは建築設計・インテリアデザインを手がけた保育園「大空と大地のなーさりぃ茗荷谷園」において4つのデザインアワードでの受賞が決定した。4つのデザインアワードを受賞した「大空と大地のなーさりぃ茗荷谷園」は、文京区茗荷谷に新設された都市型の保育園。交通量の多い不忍通りと児童公園に挟まれた敷地に建ち、児童公園の先は緑ゆたかな教育の森公園へ繋がっている。公園と都市の境目という環境を引き受け、バルコニーを介して公園に開き公園を介して都市に開いた保育園をデザインした。adf-web-magazine-kino-architects-1

今回本園が日本建築家協会が日本国内でその年度の優秀な建築作品を選定する「JIA 優秀建築選2021」100選に選出された。そのほかグッドデザイン・アワード、キッズデザイン・アワードという国内の権威あるデザインアワードでも、地域に開かれた園をデザインした点が評価され、台北国際デザインアワードにおいても「審査員特別賞」を受賞している。adf-web-magazine-kino-architects-2

作品概要

都心では保育園不足解消のため公園が園庭を担うケースが見られるが「大空と大地のなーさりぃ茗荷谷園」はこの地域の拠点となり他園児にも園庭を貸し出すことを計画当初から望まれていた。そこで保育園が当然に守るべきセキュリティやプライバシーを確保すると同時に、バルコニーを介して公園に開き公園の緑を取り込み、公園を介して都市に開いた計画をつくった。緑に囲まれた立地を最大限に生かしながら、ハード・ソフト両面で都市に繋がる保育園が実現できている。adf-web-magazine-kino-architects-3

キノアーキテクツ

東京と京都の2拠点で、建築家の木下昌大を中心に活動する建築設計事務所。建築をとりまく環境を最適化し、サステナブルな社会を建築で育む。