世界でここでしか鑑賞できない新作
森ビルがアート集団チームラボと手がける「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」(以下、チームラボボーダレス)が、2024年2月上旬、麻布台ヒルズに移転オープンする。チームラボボーダレスは、チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」として、2018年6月に東京・お台場にオープン。移転のため2022年8月に閉館していた。
このたび、2024年2月上旬オープンのチームラボボーダレスで発表される作品群のうち、世界初公開となる《Bubble Universe》と《Megalith Crystal Formation》の2作品空間の展示を決定。世界でここでしか鑑賞できない作品により、チームラボボーダレスはこれまで以上に「日本・東京のデスティネーション」として進化していく。
世界初公開の2作品空間
《Bubble Universe》
《Bubble Universe》は、チームラボの新たなアートプロジェクト「認知上の存在」をテーマにした、インタラクティブな作品。展示空間は無数の球体群によって埋め尽くされ、それぞれの球体の中には、異なる光の現象が入り混じる。本作は、認知と存在、そして、人間が世界をどのように見ているのかを模索すると同時に、現象が環境との連続的な関係性の中に存在することを示唆している。
《Megalith Crystal Formation(work in progress)》
《Megalith Crystal Formation》には、チームラボボーダレスの世界を構成するさまざまな作品群が、部屋から部屋へと移動し入り込んでくる。作品のひとつである《花と人 - Megalith Crystal Formation(work in progress)》では、コンピュータープログラムによりリアルタイムで描き出される花々が、誕生と死滅を繰り返す。また、花々は、来場者の振る舞いにインタラクティブに反応しながら変容するため、今この瞬間の絵は二度と見ることができない。
チームラボボーダレス
チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」 。境界のないアート群は、部屋から出て他の部屋へと移動し、他の作品とコミュニケーションし、影響を受け、作品同士が混ざり合う。そのような作品群によって、境界なく連続する1つの世界。人々は、境界のないアートに身体ごと没入し、「境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」。新しいチームラボボーダレスでは、境界のないアート群は、より進化し、より多くの場所へ移動し、複雑に関係し合い、永遠と変化し続ける境界のない一つの世界を創っていく。
麻布台ヒルズ
「麻布台ヒルズ」は、「アークヒルズ」に隣接し、「文化都心・六本木ヒルズ」と、「グローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズ」の中間にあり、文化とビジネスの両方の個性を備えたエリアに立地。約8.1haもの広大な計画区域は圧倒的な緑に包まれ、約6,000 ㎡の中央広場を含む緑化面積約 24,000㎡、延床面積約861,700 ㎡、オフィス貸室面積約214,500㎡、住戸数約1,400戸、「森 JP タワー」の高さは約330m、就業者数約20,000 人、居住者数約 3,500 人、年間来街者数約 3,000 万人で、そのスケールとインパクトは「六本木 ヒルズ」に匹敵する。 「麻布台ヒルズ」は、森ビルが理想とする「都市の中の都市(コンパクトシティ)」であり、これまでのヒルズで培ったす べてを注ぎ込んだ「ヒルズの未来形」。