上村一夫のART Exhibition「manazashi」開催

代官山 蔦屋書店では、2020年7月24日(金)から8月9日(日)まで、CENTRO(WMJ) プロデュースによる、上村一夫・生誕80周年プロジェクトの一環として、アートエキシビジョン「manazashi(眼差し)」を開催。上村一夫の貴重な原画や愛用品、表紙を手がけた幻の書籍や雑誌、レコードジャケットなどを展示。また、代官山 蔦屋書店とのオリジナル限定グッズや、絶版になった書籍なども販売する。

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その流麗な筆画から「昭和の絵師」と呼ばれた漫画家上村一夫(1940-1986)。広告代理店でのイラストレーター時代に後の作詞家・阿久悠と出会い、劇画界へ。1970年代初頭、代表作『同棲時代』が一大旋風を巻き起こし「同棲」は当時の流行語にもなった。月に400枚もの原稿を描き上げる一方、毎晩のように酒を飲んでは夜の街に繰り出す日々。没後は国内にとどまらず、ヨーロッパを中心に翻訳版が出版され、原画も展示された。2017年にはアングレーム国際漫画祭にて『離婚倶楽部』が遺産賞を受賞。今もなお各国で人気を誇っている。

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映画化された『修羅雪姫』(原作:小池一夫、作画:上村一夫)に感銘を受けた鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、映画『キル・ビル』の中で、オマージュしたカットを作ったのは有名な話。45歳という短い生涯を駆け抜けた上村の絵は、いま見ても息を飲むほど。その独特の絵柄で描かれた妖艶な女性たちは、どこか切なさを秘めながらも、燃え上がる情念の華を咲かせている。

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代官山T-SITE 建築デザイン: クライン・ダイサムアーキテクツ、RIA / Architect: Klein Dytham architecture, RIA

上村 一夫 プロフィール

1940年3月7日、神奈川県横須賀市生まれ。1962年、武蔵野美術大学デザイン科卒業。在学中にアルバイトで勤めた広告代理店宣弘社で、阿久悠氏と出会ったことから劇画の世界に入る。

1967年、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。翌年、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など叙情的な名作を次々と発表。
特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。また、その流麗な筆画から"昭和の絵師"と称され、月産400枚の原稿を手掛ける多忙さを極めた。1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。翌1986年1月11日、逝去。享年45歳。

上村一夫 ART Exhibition 「manazashi」情報

会期2020年7月24日(金)~8月9日(日)
時間9:00~22:00
場所代官山 蔦屋書店 2号館1階 階段下ギャラリースペース(旧山手通り側)
主催代官山 蔦屋書店
共催・協力株式会社CENTRO 上村一夫オフィス
お問合せ先代官山 蔦屋書店
event_daikanyama@ccc.co.jp