働く女性の新たなロールモデル

雑誌フィガロジャポンが、働く女性の新たなロールモデルとなる「Business with Attitude Award 2023」受賞者を2023年11月20日（月）に、フィガロジャポン本誌2024年1月号および特設サイトで発表する。「Business with Attitude Award」（BWA）は、衣・食・住という何気ない日常の中にある豊かさや美しさを、自分なりの方法で愛おしむ「Art de Vivre“アール・ドゥ・ヴィーヴル”（暮らしの美学）」という価値観を「働く」にも広げようと始まったフィガロジャポンのプロジェクト。

BWAでは、自分なりの美学や感性を大切にしながら、社会によいインパクトを与える次世代のロールモデルを、Business with Attitude Award（BWAアワード）として毎年表彰している。昨年2022年のBWAアワードでは、森星をはじめ6人の女性が受賞。森は、北陸の伝統工芸を再編集し世界や次世代へ繋ぐブランド「tefutefu」のクリエイティブディレクターとして活動する点が高く評価された。

森星（もり ひかり）：モデル / tefutefuクリエイティブディレクター。2021年、tefutefuを共同創業。能登の地元住民らと協力し、地元食材のプロデュースや能登半島の耕作放棄地の整備などにも取り組む。BWA Award 2022受賞。

第3回目となる今年のBWAアワードのテーマは、「新しい選択肢を創り出す女性たち」。「仕事と家庭、どちらを取るの？」など、働いているとAかBか、選択を迫られる場面がある。そしてAもBも両方取ることはできない、と諭されることも少なくない。しかし、少し目線を変えてみると、もしかしたらAもBも取るための別の選択肢があるかもしれない。既存の選択肢にとらわれず、どちらも大切にできるような新たな価値観を切り開く——これからの働き方をより豊かにしてくれるそんな女性たちに、今年のBWAアワードが贈られる。

特設サイトでは、過去のアワード受賞者やビジネスコンテスト、毎月開催している定例セミナーなど、さまざまな取り組みを紹介。以下の2022年BWAアワード受賞者の活動についてもフォーカスしている。

田澤麻里香（たざわ まりか）：クラビトステイ代表。主婦業ののち、地元・長野県小諸市で観光地域作りを学び、2020年、世界初の酒蔵ホテル®、クラビトステイを開業。BWA Award 2022受賞。

大山貴子（おおやま たかこ）：fog代表取締役。循環型社会の実現に向け、2019年にサーキュラーエコノミーのコンサルティングを手がけるfogを創設。BWA Award 2022受賞。

横山いくこ（よこやま いくこ）：M+リード・キュレーター。2021年に香港に開館したアジア最大級の美術館、M+のデザイン&建築部門リード・キュレーターを準備期間から務める。BWA Award 2022受賞。

工藤七子（くどう ななこ）：SIIF（一般財団法人 社会変革推進財団）常務理事。日本のインパクト投資をリードする財団を2017年に立ち上げる。19年、妊娠を機に島根県雲南市に移住。BWA Award 2022受賞。

井深麗奈（いぶか れいな）：REINA IBUKAデザイナー。17年間パリでファッションの仕事をした後、2014年に埼玉県秩父にUターン。19年「故郷と地球を考える」をコンセプトにした自身のブランドをローンチ。BWA Award 2022受賞。

フィガロジャポン

フィガロジャポン2023年12月号

フランス版マダムフィガロの日本版として1990年に創刊。リスペクトするのは、Art de Vive（暮らしの美学）を大切にするパリジェンヌの生き方と視点。上質なファッション、インテリア、そして新しい発見に満ちた国内外の旅を、感度の高い大人の女性たちへ向けて提案している。また、新時代の働き方を実践している女性たちを応援するBusiness with attitudeや、体験と学びを提供するECサイト「フィガロマルシェ」など、コンテンツの楽しみ方が広がり続けている。