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角川文化振興財団は「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」展を「角川武蔵野ミュージアム」1階のグランドギャラリーで2023年12月20日(水)から2024年5月31日(金)まで開催する。巨大映像空間へ没入する360度体感型デジタルアート劇場第3弾「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」は、ダリを感じて、学び、楽しむことができ、様々なアプローチから全身でダリを体感する展覧会。

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展覧会キービジュアル

第1会場:ダリを感じる「体感型デジタルアート劇場」と「言葉の回廊」

「体感型デジタルアート劇場」として、《記憶の固執》(1931)、《聖アントワーヌの誘惑》(1946)、《レダ・アトミカ》(1949)など、世界的に知られる数々の名作をはじめ、写真、インスタレーション、映画、記録写真などから構成される映像が、全編にわたりピンク・フロイドの楽曲が鳴り響く中、床や壁面360度に映し出される。映像は12幕に分かれ、各幕ではダリの生涯における様々な時代の作品やダリの思想や目指した表現ごとに、数多くの作品が映し出される。鑑賞の仕方に決まりはなく、場内を歩き、立ち止まり、時には座り、来場者が自由に動くことで、その人だけの展覧会を楽しめる。

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第1会場「言葉の回廊」

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第1幕より

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第8幕より

第2会場:ダリを学ぶ「永遠の謎 ダリ!ダリ?」

第2会場では、「永遠の謎 ダリ!ダリ?」と題して、ダリを学ぶ展示空間を作成。ダリ生誕の地・フィゲラスにある、彼自身が設計や内装を手がけたダリ劇場美術館や当時のパリの劇場をイメージした空間で、ダリの生涯をたどることができる年表を展示している。

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第2会場

第3会場:ダリを楽しむフォトスポット

会場入口のホワイエには無料のフォトスポットが設置。ダリの有名な作品《記憶の固執》や《聖アントワーヌの誘惑》、さらにダリ当人の写真が壁面を大きく飾る。場内にはダリの髭を模した小道具や「中に入れる卵」などが置かれ、来場者は様々な写真が撮ることができる。

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第3会場

「角川武蔵野ミュージアム」

図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設。館長の松岡正剛が世界を読み解く9つの文脈に沿って独自の配架をした「ブックストリート」、博物学者の荒俣宏が監修する「荒俣ワンダー秘宝館」、「本と遊び、本と交わる」をテーマにした「本棚劇場」からなる「エディットタウン」はミュージアムのメインエリアとなる。建築デザイン監修は隈研吾、アート部門ディレクターは神野真吾が手掛ける。

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©角川武蔵野ミュージアム

「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」開催概要

会期2023年12月20日(水)から2024年5月31日(金)まで
会場角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー
時間日~木10:00~18:00 / 金・土 10:00~21:00
URLhttps://kadcul.com/event/170
チケットhttps://tix.kadcul.com/