アートとサイエンス領域から我々を取り巻く世界を考察する

ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」が東京都現代美術館で2026年1月31日(土)から5月6日(水・振休)まで開催される。本展は国連宣言による国際量子科学技術年(2025年)にあわせて、宇宙や量子などのサイエンス領域とアートのコラボレーションを通して「世界の成り立ち」や「見えない世界」について考える企画展。科学者らによる宇宙研究と、アーティストによる宇宙をテーマとした作品群に加え、国産の「量子コンピュータ」による初のアート作品など、「時と空間」が不思議なふるまいを見せる「量子」の領域に取り組む、新たな表現の可能性が紹介される。

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展覧会メインビジュアル デザイン:永原康史

参加作家・機関

久保田晃弘+QIQB、平川紀道、ARTSAT プロジェクト(久保田晃弘|平川紀道)、逢坂卓郎、落合陽一、江渡浩一郎+アラレグミ、安藤英由樹+田中成典、古澤 龍、森脇裕之、片岡純也+岩竹理恵、藤本由紀夫+永原康史、田中ゆり+有賀昭貴+パヴレ・ディヌロヴィッチ、吉本英樹、JAXA 宇宙科学研究所(ISAS)/ 天文仮想研究所(VSP) / 東京藝術大学、アンリアレイジ、Useless Prototyping Studio、種子島宇宙芸術祭実行委員会、量子芸術祭実行委員会 ほか

展示作品例

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落合陽一《リキッドユニバースII》 2024年

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平川紀道《datum》 2016/2025年

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久保田晃弘+QIQB『Quantum Computer Art Studies』より表紙 /《Two Humans 250718》 2025年

展示のみどころ

拡張するアートのフロンティア

いつの時代にも、何かを超えようと試みることはアートの重要な役割。宇宙への旅が日常となりつつあり、量子研究が次の100年へと向かう今、領域を拡張しようとする作家たちの多様な試みが紹介される。

貴重な映像によるインスタレーション、アーカイブ

宇宙や量子の研究に基づくデータ可視化・可聴化の試みを、ダイナミックな映像インスタレーションとして展示。また、導入展示では、戦後からEXPO‘70 の前後にかけて、科学と芸術の両域において先駆的活動を展開した科学者・芸術家らの貴重な資料が、現在に重なる特異点として紹介される。1970年の大阪万博がいわば「古典コンピュータアートの黎明」であるなら、今回展示される、2025年の大阪・関西万博で発表された作品群は、国産量子コンピュータによる「量子コンピュータアートの黎明」と言うべき試みを創出している。

体験型展示・イベント

メタバースやゲームの形式で宇宙や量子を体感できる作品群やXR 展示、流転を続けるインフィニティ空間や、宇宙から届くミューオンやニュートリノを身近に感じさせる試みを展開。また会期中には、参加アーティストや協力機関の研究者・開発者らが、アートとサイエンス/テクノロジーについて、「かさねあわせ・もつれ・かんそく」など、量子的な概念に基づく創造的思考について語りあう。

「ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」開催概要

会期2026年1月31日(土)~5月6日(水・振休)
時間10:00~18:00(展示室入場は閉館の30 分前まで)
会場東京都現代美術館 企画展示室B2F、ホワイエ他
休館日月曜日(2月23日、5月4日は開館)、2月24日
料金一般1,800円/大学生・専門学校生・65 歳以上1,260 円/中高生720 円/小学生以下無料
URLhttps://tinyurl.com/53ecvaus