11名の審査員からのメッセージと副賞を公開
寺⽥倉庫が開催する現代アートにおける優れたアーティストを見出す「TERRADA ART AWARD 2023」は、2022年11月21日(月)から2023年1月31日(火)18:00(日本時間)まで応募を受け付ける。寺⽥倉庫は「TERRADA ART AWARD」を通して、アーティストが活躍できる社会を紡ぐとともに、これからのアート業界を牽引する可能性を秘めたファイナリストが、自身の、そして日本のアートシーンの前例を超え、世界に羽ばたき、その存在意義を確立できるまでのキャリアを全力で支援する。
本アワードのファイナリストにはそれぞれ、ファイナリスト展の展示費用を含む賞金としての300万円に加え、副賞として本アワードの協賛であるMHD モエ ヘネシー ディアジオより「ルイナール ブラン・ド・ブラン」、古今東西の良質な画材を取りそろえさまざまなアーティストの制作活動を支える画材ラボ「PIGMENT TOKYO」の商品10万円分、美術品の保管に適した温度・湿度、セキュリティー環境等を兼ね備えた当社美術品保管サービスの2年間無料利用の提供が決定したことも発表した。
最終審査員メッセージ
前回に引き続き、今回も最終審査を引き受けさせていただくことになりました。素晴らしい作品が揃った前回を更に越えるような作品に今回出会えることを楽しみにしております。応募作品は個性豊かな審査員によって様々な角度から評価されますが、この体制のユニークさはTERRADA ART AWARDならではです。自身の作品を客観視できる絶好の機会に、次のステップを踏みだすような気持ちで是非チャレンジしてみてください。
金島隆弘(アートプロデューサー、京都芸術大学 客員教授)
繋がり広がっていたはずの世界が遮断される、予想し得なかった事態を経験し、私たちが改めてこれまでの価値観を見直す機会が来たと言えます。人種やジェンダーの不平等など今まで見過ごされてきた事実を考え直し問い掛けるべき時でもあります。新たな才能を応援する本アウォードを機会に、美術という社会に開いた表現でどんな投げかけができるか、アーティストの皆さんの、可能性に満ちた作品を期待しています。
神谷幸江(美術評論家、キュレーター)
再スタートとなった昨年のTERRADA ART AWARDは、未曾有の環境下にもかかわらず多くのアーティストからの応募がありました。最終展示会の内容やファイナリストの実力も含め、一気にTERRADA ART AWARDは国内有数の公募展へと進化を遂げたように思います。ここからこのアウォードをいかに継続進化させていくか、は、皆さんとそして我々運営審査サイドにかかっています。このアウォードを受賞したことが、ひいては世界に羽ばたく作家となるきっかけとなるように、共に盛り上げていきましょう。あなたにしか出来ない表現、作品、コンセプト。お待ちしています。
寺瀬由紀(アートインテリジェンスグローバル、ファウンディング・パートナー)
今回、審査員を引き受けましたが、従来の枠組みにはまらないような作品だったり、カテゴライズが難しいような、ちょっととんでもない作品が応募されることを楽しみにしています。いろいろな作品が集まるといいなと思っておりますので、ぜひ皆さん応募してください。よろしくお願いします。
真鍋大度(ライゾマティクス ファウンダー、アーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ)
アーティストである以前に、人としての生き方の重力がのしかかっている作品を見たいです。理解できないけれど、それ以外にはありえないことだけは確信できる作品。
鷲田めるろ(十和田市現代美術館 館長)
「TERRADA ART AWARD 2023」開催概要
応募期間
2022年11月21日(月)から2023年1月31日(火)18:00(日本時間)まで
応募条件
- 国籍不問 ただし日本語でのコミュニケーションが可能な方
- 1個人または1ユニットにつき1件の応募とする
- 応募開始時点で18歳以上45歳未満の方(ユニットの場合 代表者の方)
- 2023年12月から2024年1月に予定されている、ファイナリスト展(設営・撤収含む)および授賞式に参加できること
- これまでTERRADA ART AWARDでファイナリストとして選出されていないこと
対象活動
現代アート全般(絵画等の平面、写真、立体(オブジェクト)、テキスタイル、映像、デジタル・メディアアート、パフォーマンスなど身体表現、音または音楽など全ての媒体を含む)
応募方法
支援内容
ファイナリスト5組に各300万円
※TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展のための新作制作・展示の費用を含む
副賞
「ルイナール ブラン・ド・ブラン」、「PIGMENT TOKYO」の商品10万円分、寺田倉庫の美術品保管サービスの2年間無料利用
TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展について
ファイナリスト5組は、最終審査において提出した「展示プラン」に基づき、賞金の300万円を制作費として活用し、実際に作品を制作。制作した作品はファイナリスト展の会場である、倉庫空間をリノベーションしたイベントスペースにて展示する。