そごう美術館 第75回 春の院展開催

日本美術院は、横浜出身の岡倉天心が中心となって1898(明治31)年によって設立された。一時は、活動を中断したが、1914(大正3)年に横山大観らによって再興。以来、日本美術の伝統を維持しながら、次代の新しい美術を樹立することを目指し、意欲的に活動している。春の院展は、1945(昭和20)年に「日本美術院小品展覧会」として始まり、「日本美術院春季展覧会」名を経て、1970(昭和45)年に現在の「春の院展」へ改称した。始まりの名の通り「春の院展」は、サイズが限定されているため、実験的な作品が多く出品され、細部の描きこみまで鑑賞できるのが特徴となっている。

そごう美術館第75回春の院展では、同人作家作品35点をはじめ、受賞作品および関東出身・在住作家を中心に190点あまりを展覧する。現代日本画壇で活躍する巨匠から新人作家までの力作の数々を鑑賞できる内容となっている。

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村上裕二《願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)》

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手塚雄二《冬憬》

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那波多目功一《錦秋》

展示概要

会期2020年7月17日(金)~7月26日(日)
開館時間午前10時~午後8時*最終日は午後5時閉館
※入館は閉館の30分前まで。
開館日会期中無休
観覧料一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
備考新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会の中止や延期、一部内容が変更になる可能性あり。