過去に地球上の様々な地点でスマートフォンで撮影した写真や映像を手がかりに
クマ財団ギャラリーで岡 碧幸個展「イン・サイチュ・絶対」が2024年8月29日(木)から9月2日(月)まで開催される。本展は、クマ財団が活動支援する作家にクマ財団ギャラリーを自由に利用する機会を提供し、自身の創作のプレゼンテーションを行うシリーズ企画「KUMA selection2024」の第8弾。本展はスマートフォンの写真から世界を紐解く、実験的プロジェクトとなっている。
「イン・サイチュ(in situ)」とは、ラテン語で「その位置において」を意味し、生物学や工学、化学など様々な学問分野で、実験や観測の条件描写のために使用される用語。本展は岡が2022年から始めた「写真を撮る」という作品シリーズを中心に構成、データの互換性と個人の絶対性を行き来しながら、こんにちの記録や歴史を扱っている。
岡 碧幸(Miyuki Oka)
事物の並び替えによって解体される文脈と生成される意味に注目しながら、インスタレーションや映像を制作、実験的デザインやパフォーマンス的介入を行う。近年の個展に「立体交差」(空間、札幌、2024)、「借りた眠り/写真を撮る(000000-235959, 20210224-20230224)」(北千住BUoY、東京、2023)、グループ展に「Theater der Welt (United Institute)」(応用美術館ほか、フランクフルト、2023)、「Künstlerische Projekte rund um den Olympiasee」(オリンピアパーク、ミュンヘン、2022)、「遠いだれか、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)。北海道大学農学部卒、英ロイヤルカレッジオブアート修了(MA)。武蔵野美術大学特任研究員。
参考作品
岡 碧幸個展「イン・サイチュ・絶対」開催概要
会期 | 2024年8月29日(木)〜9月2日(月) |
時間 | 12:00~19:00 ※最終日は17:00まで |
会場 | クマ財団ギャラリー |
料金 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/mputbm2p |