月の地形データを反映した月面ワールドがメタバース上に登場

ゲーム・メタバース事業を手掛けるモンドリアンが、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構宇宙教育センター（JAXA）企画によるメタバースゲーム「Minecraft（マインクラフト）」を舞台にした月面をモチーフにしたオリジナルワールド「LUNARCRAFT（ルナクラフト）」の制作に協力し、2023年12月20日（水）にサイトが公開された。

「LUNARCRAFT」

「LUNARCRAFT」はJAXA宇宙教育センターが企画・制作し、世界中で大人気のメタバースゲーム「Minecraft」に登場した月面ワールド。JAXAの月周回衛星「かぐや」で得られた月の地形データを反映した月面ワールドで、月、宇宙について、遊びながら学ぶことができるゲーム。ワールドで遊ぶことや教育現場での体験型の教育教材として利用することもできる。

月面ワールド内では月面探査や月面基地を建設することができるほか、2023年9月7日に打ち上げられた小型月着陸実証機「SLIM」や、天体の表面を移動・観測するために使われる車両「ローバー」など、特別に配置されたアイテムで遊ぶことができる月面ワールド体験も魅力のひとつとなっている。また、ローバーでの月面レースや月面の希少な鉱物探索、月地下にオリジナルの空間を作ったり、Minecraftの拡張性を活かして楽しむことも可能。

モンドリアンはゲーム・メタバース事業におけるメタバースゲームの教育コンテンツの制作・活用を通じ、次世代を担う子供たちの「楽しい！」をきっかけにしたWeb3・メタバースに対する興味関心を喚起するとともに、次世代型の教育機会の創出を目的として、教育コンテンツの企画・制作を強化。今後も、地方自治体や企業の要望に合わせたゲーム・メタバースに関するイベントや講座の開催を積極的に実施していく予定。

Minecraft（マインクラフト）

マインクラフトはブロックを使って建築するサンドボックスゲームで、メタバースゲームの中でもトップクラスの人気を誇り、世界で約1.7億人のユーザーがいる。年齢層も未就学児から大人まで幅広い世代にわたり遊ばれているゲームで、ブロックを使用して世界の形を変えたり、建造物を作ることができる。また、クリエイティブモードとサバイバルモードがあり、ひとりで自由な建築や壮大なワールドを作成したり、複数人でワールドにいるモブと戦ったりと、プレイスタイルに応じて楽しむことができる。