世界のJAZZシーンに影響を与え続ける
寺山修司、三島由紀夫、村上春樹等、数々の著名人も愛する伝説の老舗ジャズ喫茶、新宿DUGのオーナーであり、ジャズフォトグラファーの第一人者として世界のJAZZシーンに60年以上に渡り影響を与え続ける写真家、中平穂積の写真展「JAZZ GIANTS 1961-2013」 Hozumi Nakadaira RETROSPECTIVE EXHIBITION 2024が目黒区美術館で2024年5月22日(火)から5月26日(日)まで開催する。目黒区美術館(区民ギャラリー)展示スペース340m²の会場で、中平穂積の過去最大規模を誇る200点余りの作品が展示される。
中平穂積の写真は販売を目的とせず、現存するプリント数が非常に少なく、更に2014年、印画紙(モノクロ)の改定により純国調の色味が変わって以降現在に至るまで写真プリントを一切行っていない。当展示では当時の希少なシルバーゼラチンプリントによる写真を一堂に観ることができる貴重な写真展となる。
ジャズフォトグラファーの第一人者として世界のジャズシーンを支えてきた写真家、中平穂積。1961年にアート・ブレイキーの初来日公演を撮影して以来、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、渡辺貞夫など国内外の伝説的ジャズミュージシャンを50年以上撮り続けている。中平穂積の写真は多くのレコードやCDのカヴァーや映画のジャケット、本編等にも世界中で数多く使用され、NYの老舗JAZZBA「ヴィレッジ ヴァンガード」にも唯一日本人作家として作品が店内に収められている。2024年、88歳の現在に至るまで世界のジャズ文化の担い手、パイオニアとして活躍している。
中平穂積 プロフィール
写真家。1936年和歌山県本宮町生まれ。1960年日本大学芸術学部写真学科卒業。1961年、アート・ブレイキー初来日を撮影。同年新宿にジャズ喫茶「DIG」を開店、1967年新宿紀伊國屋裏にJAZZ BAR「DUG」を開店。1963年新宿コニカプラザで「ジャズの巨人たち」写真展(入場者数27,000人を記録)。2013年平成25年度和歌山県文化功労賞受賞。国内のみならず、海外でも写真展を開催している。
グレース マーヤ プロフィール
ジャズ・シンガー / ピアニスト。9歳で夏期留学したパリではピアニスト、ルセット・デカーブに師事。1997年ドイツへ留学し、トップの成績で入学したフライブルグ国立音楽大学ピアノ部門卒業後、音楽研究の研鑽を積みながらコンサート活動を行なう。2003年の帰国後はジャズ / ブルースをルーツにするピアニスト兼シンガーとして始動。2023春、計9枚目となるCDアルバム(2021年コットンクラブでの15周年ライブ映像)を発表。また、日本語、英語、独語、仏語に堪能でラジオパーソナリティとしての活動も多い。低音の魅力を発揮したセクシー・ハスキー・ヴォイスはボサ・ノヴァの新女王としての呼び声も高く世界中のファンを魅了している。
中平穂積写真展 「JAZZ GIANTS 1961-2013」 展示概要
日時 | 2024年5月22日(水)から5月26日(日)まで |
時間 | 11時 ~18時 |
場所 | 目黒美術館 区民ギャラリー |