写真家川内倫子の個展が日本橋三越本店で初開催
日本橋三越本店本館6階 MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYでは、ギャラリーのオープン1周年を記念し、国際的に活躍する写真家・川内倫子の日本橋三越本店での初個展「M/E」を開催する。会期は、2021年3月17日(水)から29日(月)。最新作の「M/E」の他、近作の「Halo」シリーズも併せて展示する。
川内倫子がアイスランドの地を訪れて撮影した「M/E」(2019年)は、母なる大地の意味となる「Mother Earth」の頭文字から来ている。阿蘇の野焼きを撮った「あめつち」(2013年)、自身にとって遠い、宇宙的な被写体へと向き合った「Halo」(2017年)の後、川内がさらなる遠い場所を求めて訪れたアイスランド。そこには地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持っている時間を遥かに超える氷河が存在していた。とりわけ休火山の内部に入ったときの体験が強く印象に残り、その火口内部で川内は、地球と自分自身が反転して一体化したような不思議な感覚を覚えたという。母なる大地である自然と、人間もまたその一部であるということ。「M/E」は、自然に対する畏敬と、自身が出産を体験したことによる変化から生まれた最新作となる。
川内倫子プロフィール
1972年滋賀県生まれ。写真家。2002年「うたたね」「花火」で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年に第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を開催している。
川内 倫子展「M/E」開催概要
会期 | 2021年3月17日(水)~29日(月)※最終日は午後5時閉場 |
会場 | MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY(日本橋三越本店 本館6階 ) |
入場料 | 無料 |
特設サイト | https://bit.ly/3csLFr2 |