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チームラボのライフワークとしての展覧会

チームラボが「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」を御船山楽園(九州・武雄温泉)で2024年7月12日(金)から11月4日(月)まで開催する。今年で開催10年目を迎えるアート展で、チケット販売が2024年6月26日(水)から公式サイトおよび現地で開始される。

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チームラボ《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》© チームラボ

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小舟のふるまい、そして他の魚のふるまいの影響を受け魚は泳いでいる。その魚の群れの動きの軌跡によって作品は描かれていく。チームラボ《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》© チームラボ

本展はチームラボが2015年からライフワークとして活動を続けてきた展覧会で、この地で多くの新しい作品が模索され、制作され続けている。2021年には、CNN「行くべき世界の屋外アート展」に、2017年にはデザインブーム誌「アートインスタレーションTOP 10」世界1位に選ばれた。

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苔生す巨石(高さ約5.5m 幅約4.6m 奥行き6.5m)に、花々が永遠に咲いては散っていく。一時間を通して一年間のこの地域の花々が咲いては散り、変化していく。チームラボ《増殖する生命の巨石》© チームラボ

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水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。チームラボ《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》© チームラボ

御船山は300万年前に有明海から隆起して生まれたといわれ、その後1300年前に名僧行基が入山し羅漢像五百体を安置、江戸時代後期には第28代武雄領主の鍋島茂義が50万平米もの山麓に御船山楽園を創った。園内には、長い時間をかけてゆっくりと形作られ、今日の姿形となった巨石や洞窟、森などが息づいている。

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御船山楽園の桜ともみじの森が光り輝く。木々の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと明滅している。チームラボ《夏桜と夏もみじの呼応する森》© チームラボ

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異なる時空の塊(メガリス)が、廃墟の湯屋に群立する。それぞれのメガリスは、付近に同じように群立するメガリスと時空が繫がっている。チームラボ《廃墟の湯屋にあるメガリス》© チームラボ

また本展では、通常のアート展に加え、サウナシュランで3年連続グランプリを受賞し殿堂入りした「御船山楽園ホテル らかんの湯」ともコラボレーション。サウナに入ってからアートを体験するセットチケットも販売される。昨年12月に新設された「薬草スチームサウナ」で使用する薬草は、地元の方々が近郊で採取し、佐賀県嬉野市の茶師・松尾俊一が調合したものとなっている。

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御船山楽園ホテル らかんの湯

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薬草スチームサウナ(男性):黒を基調としたシンプルなつくり。薬草の蒸気と壁面から差し込む太陽光、夜は最小限のライティングで幻想的な空間を演出しています。

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薬草スチームサウナ付属の水風呂(男性):薬草スチームサウナに隣接し、薬草の色を模した地下空間。水風呂は、御船山の天然水を使用しています。

「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」開催概要

会期2024年7月12日(金)~11月4日(月)
会場御船山楽園
チケットhttps://tinyurl.com/mr232xn6
URLhttps://tinyurl.com/mr232xn6