現在までの自身を総括する展示
大桃洋祐個展「Walk around my town」が2023年9月8日(金)から10月2日(月)までLurf MUSEUM(ルーフミュージアム)で開催される。本展は、大桃洋祐の初個展「ぼくの街においでよ」から5年を経て今現在までの自身を総括する展示となっており、初の大型ペンティングを含む約30点以上を展示する。また、大桃洋祐の作品集『ON THE CORNER 大桃洋祐作品集』(玄光社)も発売が決定。発売に先がけて本展にて先行販売を行うほか、本展に合わせて制作した大桃洋祐のグッズをLurf MUSEUMの店頭・オンラインストアにて販売する。
ステートメント
「Walk around my town」では、実際には存在しない架空の街を描いている。その街には雰囲気の異なるエリアと、ランドマークとなる特徴的な場所が存在する。僕はキャンバスの上に道を敷き、建物を並べ、木を植えて、街灯を灯す。積み木で遊ぶような感覚で、街の姿が広がっていくのを楽しんでいる。そして自分が生活の中で感じるささやかな喜びや感動を、この街に暮らす人々の姿を通して描いている。
この度、僕の過去5年ほどの画業をまとめた作品集『ON THE CORNER』が玄光社より出版されることとなった。僕が初めての個展「ぼくの街においでよ」を開いたのが5年前のこと。今回の個展「Walk around my town」は「ぼくの街においでよ」から今現在までの自分を総括する意味を持っている。展示されている作品の中には、僕が過去に描いてきたモチーフや似た構図が、セルフオマージュとして沢山描かれている。僕のこれまでの活動を見てきてくださった方は勿論、今回はじめて僕の絵を観てくださったという方も、是非『ON THE CORNER』のページをめくってみてほしい。僕が“今”描いているものも、僕がこれまで描いてきた全てのものに繋がっているのだと感じてもらえるんじゃないだろうか。 大桃洋祐
作品集『ON THE CORNER 大桃洋祐作品集』
イラストレーター、アニメーション作家、絵本作家という3つの軸で活動する大桃洋祐の「絵」に焦点を当てた初めての商業作品集。初個展「ぼくの街においでよ」から、2023年9月開催の「Walk around my town」にいたるまで、この5年間で描いてきた作品の中から代表作を余すところなく収録。大桃のこれまでの絵画作品を総覧できる、「ベストアルバム」のような1冊。
- 版元:玄光社
- 価格:3,600円+税
- 発売日:2023年9月20日
- 頁数:178ページ
大桃洋祐 × Lurf MUSEUMオリジナルグッズ
全4種。2023年9月8日(金)11:00より店頭とオンラインストアにて販売予定。
大桃洋祐
1985年生まれ、千葉県出身。東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。アニメーション作家、イラストレーター、絵本作家として活動する。著作に絵本『 ぼくらのまちにおいでよ』(小学館) 、『ハムおじさん』(徳間書店)がある。
Lurf MUSEUM / ルーフミュージアム
2022年6月、東京・代官山駅徒歩5分の場所にオープン。2Fはアーティストが柔軟で自由な表現や実験的な試みが展開できる面積70坪天井高約4メートルのオルタナティヴ・スペース、1Fは1930年代のデンマークヴィンテージ家具で揃えられたカフェスペースになっており一杯ずつ淹れるハンドドリップのコーヒーなどを提供。アートを鑑賞しながらゆっくりとした心地よい時間を過ごすことができる。アーティストのグッズが購入できるショップも併設。アーティストと人々が対話をつづけるための新たな場所になることを目指している。
大桃洋祐 個展「Walk around my town」開催概要
会期 | 2023年9月8日(金)~10月2日(月) |
時間 | 11:00 - 19:00 *不定休 |
会場 | Lurf MUSEUM / ルーフミュージアム 2F |
料金 | 無料 |
URL | https://lurfmuseum.art/ |