世界最大級のストックフォトサイト iStockが提案
市場の分析データに基づいた、質の高い1億6400万点以上のコンテンツを提供する世界最大級のストックフォトサイトiStockは、時代に合わせた企業コンテンツを提案しクリエイティブの分野においても業界を牽引し続けている。iStockを運営するゲッティイメージズのビジュアル調査「VisualGPS」に裏付けられた市場のニーズやトレンドをもとに、世界中の36万9千人以上のコントリビューターと呼ばれる契約クリエーターに対して撮影指導を行うことで、時代に合わせたコンテンツを提案している。
障害者コミュニティは世界で最も大きなグループのひとつ
1982年12月3日の国連総会において「障害者に関する世界行動計画」が採択されたことを記念して制定された12月3日は国際障害者デーとして認定される。世界人口の15%に当たる10億人が何らかの障害を経験し、世界では現在、成人の4人に1人が障害を持ちながら生活していると言われ、障害者のコミュニティは世界で最も大きなグループのひとつとなっている。厚生労働省によると、日本の障害者数は936万人で人口の7.4%が何らかの障害を持ちながら生活していることになる。また、知的障害者の人口は身体障害者の人口の約2倍と報告されている。
人気のビジュアルのうち障害者は1%未満
iStockからダウンロードされた人気のビジュアルのうち、障害者を含むビジュアルは1%未満。そのうち身体的な障害を示すビジュアルが全体の多くを占めていた。使用されたビジュアルはステレオタイプに限定されていることが多く、車椅子ユーザーや介護や支援されている高年齢の人々、義肢などの補装具のみに焦点が当てられたものに限定されている。一方で、知的障害や目に見えない障害が取り上げられることはほとんどなく、またテクノロジーを活用する姿や日常生活の生き生きとした姿を描いたビジュアルはほんの一部であった。VisualGPSの調査によると、日本の消費者の88%が障害者に平等な機会が与えられるべきだと考えていることがわかり、ビジュアル表現と消費者意識に大きな乖離があることが見て取れる。
ブランドやメディアが描く障害者には“違和感がある”
メディアやマーケティングにおいては、障害を持つ人々を目にすることが少ないのが現状であるが、当事者が共感できるように取り上げられないこともそもそもの問題と言える。オーストラリアのコメディアンで障害者権利活動家の故ステラ・ヤングは、障害者の描写を「非障害者にインスピレーションを与える」「インスピレーション・ポルノ」と言い、障害者が克服しなければならないのは身体や病気ではなく、障害者を選別しモノとして扱う社会であると指摘した。障害を持つ人々は特別な存在としてではなく、日常的な存在として描写される事を望んでいるということがわかる。
The Disability Collection(ディサビリティ・コレクション)
Getty Imagesでは、15の障害者慈善団体とのパートナーシップを組み、多様性の視覚的効果を向上させるためのトークニズム(物事をうわべだけで片付けようとすること)から脱却し、障害を持つ人々が共感できるビジュアルを制作・提供することを目的とした「Disability Collection」を展開している。
iStock
豊富な経験と専門知識を持つゲッティイメージズが運営しているストックフォトサービス。世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーとして、消費者の心に響くビジュアルコンテンツを1億6400万点以上提案し、時代に合ったコミュニケーションをサポートする。「VisualGPS」に裏付けられた市場のニーズやトレンドを、世界中の36万9千人以上のコントリビューターと呼ばれる契約フォトグラファーやビジュアルクリエイターに対して撮影指導を行うことで、時代に合わせた写真、映像、イラストを収集しiStockでしか入手できない厳選プレミアム素材も数多く収録している。
ゲッティイメージズ
ゲッティイメージズは、世界有数のビジュアルコンテンツクリエイターおよびマーケットプレイスとして、世界中のあらゆるニーズに応じた幅広いコンテンツソリューションを提供。ゲッティイメージズ、iStock、Unsplashのブランド、ウェブサイト、APIは世界最高のフォトグラファーとビデオグラファーによる力強いビジュアルコンテンツを検索、購入、共有するための第一拠点として、世界各国のお客様に利用されている。50万7千人以上のコントリビューターと300以上のコンテンツパートナーと共にパワフルで包括的なコンテンツを配信。毎年16万件以上のニュース、スポーツ、エンターテイメントイベントをカバーし豊富な報道を提供している。また、ゲッティイメージズは世界最大かつ最高レベルの民間所有アーカイブ写真を保持しており、写真創世記にさかのぼる画像の数は数百万枚にわたる。