地球の「漂流」と「集合」
バンコク・アート&カルチャーセンター(BACC)で初の建築展「Infinity Ground - タイ・台湾現代建築展」が2023年7月18日から8月6日まで開催される。シャム建築家協会の展覧会責任者であるJenchieh Hungおよび HAS Design & Research の共同創設者兼主任建築家である Kulthida Songkittipakdeeによるキュレーション。
彼らは展覧会に参加する建築事務所として、Architects 49 Limited (A49)、 Arsomsilp Community and Environment Architect、 Duangrit Bunnag Architect Limited
(DBALP)、Department of ARCHITECTURE、 Ambi Studio、MAYU architects、Behet Bondzio Lin Architekten、Atelier Or.の8か所をタイおよび台湾から厳選した。これらによる建築物はタイのバンコク、パタヤ、パトゥムターニー、サムットサーコーン、ナコーンラーチャシーマーおよびプラナコーンシーアユッタヤー、台湾の新竹、南投、雲林、高雄、屏東、宜蘭にあるもので、それぞれ異なる文化的背景や気候条件、多様な社会性が間接的・直接的に建築物に投影されている。
Jenchieh Hungは以下のように述べている。
本展は地球をインターフェースに、自然のすべてを背景にあるストーリーとして結びつけるものだ。人々、建物、自然の相互依存性をもたらし、環境メカニズムとのバランスを示している。1世紀以上前、ドイツの地質学者アルフレッド・ローター・ウェゲナーは、著書『大陸と海洋の起源』にて、地球はパンゲア(地球上のすべての大陸を含む仮説上の大陸)に集合し、パンサラッサという広大な大洋に囲まれ、後に漂流し、分裂し、そして7つの大陸と5つの海洋の基本的な地形を形成した、と記している。本展覧会では、地球の「漂流」と「集合」という視点を継続、タイと台湾を紹介する。地球という共通の基盤に基づく人間と自然の新しいライフスタイル:一体性、儀式、ネイティブ、多孔性、非日常的、ノスタルジック、ローカル性、そして境界のないものを、両国の現代建築の『大地のさまよい』と『大地の集合』という観点で表現している。
「Infinity Ground - タイ・台湾現代建築展」
展示会名 | Infinity Ground - タイ・台湾現代建築展 |
会期 | 2023年7月18日〜2023年8月6日 |
URL | https://bit.ly/3Dd2PXp |