和歌山県「紀南」を舞台にした芸術祭「紀南アートウィーク2021」初開催-アジアのトップアーティストが参加
国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営するMotionGalleryは、和歌山県紀南地域/牟婁(むろ)郡を舞台に、2021年11月18日(木)から11月28日(日)に開催されるアートプロジェクト「紀南アートウィーク2021」初開催のためのクラウドファンディングを開始し、2021年11月16日まで支援を募っている。
コロナ禍により世界が閉じている今、「『籠りの文化』と『港の文化』」をテーマに掲げ、「閉じながらひらく」ことの重要性に着目し、地域の歴史的価値を再発見し、世界に発信する。会場は、観光都市としての白浜、城下町である紀南の商業中心地田辺の歴史が積層する特別な場所8箇所で、現代アート作品16点を展示する。
本芸術祭の総合プロデューサーは、紀南地域出身で、世界18カ国で法律事務所を展開しながら東南アジア メコン地域のアートに特化したアウラ現代美術振興財団を運営する藪本雄登が務め、アーティスティック・ディレクターには、アートコレクターであり、横浜美術大学学長・森美術館理事の宮津大輔を迎える。
参加アーティストは、カンヌ映画祭最高賞受賞のアピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)、2022年開催の「ドクメンタ15」アーティスティック・ディレクターを務める「ルアンルパ」のアデ・ダルマワン(インドネシア)、ホー・ツーニェン(シンガポール)といった世界的に注目を集めるアジアのトップアーティストや、日本を代表する現代音楽家の一柳慧、「バイオアート」などを手掛ける長谷川愛、さらには紀南出身の新進気鋭アーティスト 前田耕平など、様々な作品の展示が決定している。
紀伊半島は、高野山や熊野古道で知られるとおり、豊かな自然と古くからの信仰が息づく場であり、南方熊楠や長沢芦雪といった奇想天外な人物を輩出してきた。特に「紀南」エリアとほぼ同義である「牟婁」の地名には「籠もる」「隠る」「神々の室」という由来があり、豊かな山林資源の中に籠り、内面的な世界を探求することに秀でた歴史的な特色を有し、紀南地域は「開放性」を特色として、黒潮とともに移民文化を醸成してきた。10年先の継続、発展を目指し、初年度は、民間主導でスタート。地元の方々との対話を通した紀南地域の素晴らしさとその価値を全世界に発信していく。
参加アーティスト
- 南紀白浜空港(白浜エリア):一柳慧(日本)
- 川久ミュージアム/ホテル川久(白浜エリア):ホー・ツーニェン(シンガポール)、アデ・ダマワン(インドネシア)、磯村暖(日本)
- アドベンチャーワールド(白浜エリア):長谷川愛(日本)、岸裕真(日本)
- 白浜駅前 真珠ビル(白浜エリア):小林健太(日本)、ミン・ウォン(シンガポール)
- 白浜町内数か所(白浜エリア):河野愛(日本)
- 高山寺(田辺エリア):アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)、前田耕平(日本)※南方熊楠顕彰館でも展示
- 田辺駅前商店街(田辺エリア):山内光枝(日本)、Afu(Afzal Shaafiu)(モルディブ共和国)
- 南方熊楠顕彰館(田辺エリア):前田耕平(日本)
- 展示場所検討中:志村信裕(日本)、ウー・チャンジョン(台湾)
クラウドファンディング概要
期間:2021年11月16日 23:59まで
目標金額:1,500,000円
リターン(一部):
- 10,000円(限定100)エコバック紀南アートウィーク特別バージョン(アーティスト名:岸裕真)
- 15,000円(限定10)「紀南アートウィーク2021」地元ゆかりのアーティスト作品写真(アーティスト名:前田耕平、河野愛、サイン入り)」2枚セット
- 10,000円(限定20)濱田農園最上級梅酒と紀南アートウィークオンラインカクテルパーティに参加
- 15,000円(限定10名・12/4(土)13:30~限定)「堀河野野村」18代野村圭佑によるバーチャルアトリエツアー(バーチャル蔵見学)と「特選」お醤油の郵送(11/13受付締切)
- 30,000円(限定10名・11/18(木)限定)紀南アートウィーク参加アーティスト長谷川愛とアドベンチャーワールド飼育員との対話会に同席権(10/30受付締切)
- 13,000円 特別対談×ツアー(限定5名・11/17(水)13:00~15:30)「空港は美術館になれるのか?」空港バックヤードツアーと特別対談への参加権(10/30受付締切)
「紀南アートウィーク2021」開催概要
会期 | 2021年11月18日(木)〜11月28日(日) 11日間 |
会場 | 和歌山県紀南地域 田辺市・白浜町内各所 ※複数個所 |
入場料 | 入場無料 ※会場によって別途入場料が必要な場合あり |
クラウドファンディング公式サイト | https://bit.ly/3DU8rnS |