見るという感覚を揺さぶるグラフィックデザイン

ギンザ・グラフィック・ギャラリーでアートディレクター/グラフィックデザイナーの菊地敦己(あつき)個展「グラフィックデザインのある空間」が2024年12月10日(火)から2025年2月1日(土)まで開催される。本展では「空間の中のグラフィック」をテーマに、「平面上の空間」と「空間上の平面」との関係性を探る三つのインスタレーションで展開される。

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菊地は武蔵野美術大学彫刻学科在籍中にデザインの仕事を開始して以来、独自の方法論を築きながら30年にわたって精力的に活動を続けている。美術館等のVI(Visual Identity)やサイン計画、ファッションブランドのアートディレクションをはじめ、本のエディトリアル(編集)やブックデザインの分野でも数多くの仕事を残している。それと並行し、批評性を持った実験的な作品を発表する展覧会を数多く開催するなど、多面的な表現活動も行っている。

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1:同じ重さ, 2006
2:Wasting Time, 2013
3:サリー・スコット, 2018
4:文字と空間, 2007
5:青森県立美術館, VI・サイン計画, 2006

菊地敦己

アートディレクター/グラフィックデザイナー。1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻学科中退。1995年在学中よりグラフィックデザインの仕事を始める。2000年ブルーマーク設立、2011年解散。同年、個人事務所設立。美術や工芸、建築、ファッションなどの分野を中心に、VI計画、サイン計画、エディトリアルデザインなどを手掛ける。主な仕事に、青森県立美術館(2006年)、PLAY! MUSEUM(2020年)、横浜美術館(2024年)等のVI・サイン計画、ミナ ペルホネン(1995–2004年)、サリー・スコット(2002–2021年)等のファッションブランドのアートディレクションなど。また、平面表現に言及した作品を発表する展覧会も多い。

菊地敦己個展「グラフィックデザインのある空間」開催概要

会期2024年12月10日(火)~2025年2月1日(土)
時間11:00~19:00
会場ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
休館日日曜日・祝日・12月27日(金)~2025年1月6日(月)
URLhttps://tinyurl.com/yc76dcfp