メゾンのアイコンカラー「ロッソ ヴァレンティノ」の探究から生まれた書籍『オートクチュールブックロッソ』
ヴァレンティノは、1985年に生まれたもっともパワフルでよく知られたメゾンのシンボルカラー「ロッソ ヴァレンティノ」の探究から生まれた書籍『オートクチュールブック ロッソ(Haute Couture Book Rosso)』を制作した。本書では、ロッソ ヴァレンティノ(ロッソ=レッド)のパーソナリティを数十年にわたって探求。ヴァレンティノのアトリエですべてハンドメイドで作られたユニークな作品となっている。『ヴァレンティノ ロッソ』は、一部の書店、アスリーヌのウェブサイト、および各国のアスリーヌとヴァレンティノのストアにて、2022年秋より取り扱いを開始する。
本書の製作は、次のような疑問から始まった。「メゾンのアーカイブには現在、ロッソ ヴァレンティノの色合いがいくつ存在するのだろうか?」 答えは550以上。クチュールクリエーションだけでもこの数なのである。
本書は、単に過去を振り返るものでも、称えるものでも、教訓じみたメッセージを伝えるものでもありません。これはシンプルに、私たちの仕事の仕方を示したものなのです。ヴァレンティノ アーカイブとは、私たちが有するすべての宝が、必要なときにそれぞれの物語をすぐに伝えることができる生きた生態系です。今回私たちは、私たちが赤いドレスをいくつ持ち、この色がヴァレンティノのクリエーションにおいてどのように存在してきたか知りたいと考えました。
-ヴァレンティノ クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ
ヴァレンティノ・ガラヴァーニから現在のクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリのクリエイティブビジョンまで。メゾンのルーツに由来し、アイコニックなカラーの進化を促進する物語とイメージが溶け合う。ヴァレンティノの2022-23年秋冬コレクションで登場したコンテンポラリーなカラー、ヴァレンティノ ‘ピンク PP’ に至るまでの、このユニークな色のクリエーションとその無限のバリエーション。これはクラフツマンシップと、カルチャーとカラーに対する愛の歴史である。
比類なき天才ヴァレンティノ・ガラヴァーニと彼の作品、創作に対する想い、そしてアイデアを現実へと変えるすべての裁縫師とテイラーの忍耐と才能なくして、これらのどれも存在し得なかったということです。
-ピエールパオロ・ピッチョーリ
「ロッソ ヴァレンティノ」:アイデンティティとインクルーシビティ。そこには、人間の美を反映し、無限のバリエーションを持ったユニークな魂が宿る。クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリが生きる今というこの時代。彼は、この今に合った美に対する考え方を伝える差し迫った必要性を感じている。ピエールパオロは、メゾンのアイコニックなカラーのすべての色合いを探索から、ヴァレンティ ‘ピンク PP’ という色のコンセプトに到達した。
書籍『ヴァレンティノ ロッソ』は、メゾンヴァレンティノと、書籍出版社アスリーヌ(Assouline)とのコラボレーションにより、マスターピース『オートクチュール ブック ロッソ』を元に販売用の書籍として制作された。