多様なバックグラウンドを持つデザイナーたちによる「”木”づかい」を楽しむ

デザイナーの”木”づかい展|マテリアルの再定義」がリノベる表参道オフィス「b1./ビーワン。」で2024年11月23日(土)、24日(日)、11月30日(土)、12月1日(日)に開催される。昨年リノベるがスタートした、作り手から使い手へ、前の使い手から次の使い手へ、人々の手を渡り、時代を超えて受け継がれていくモノを紹介するインテリアプロジェクト『Re:Re:Re:のRe project』の第2弾。

adf-web-magazine-renovel-designers-wood-work

本展では木材をマテリアルとしてRedesign(再設計)、Redefinition(再定義)、Reconstruction(再構築)した、革新的なプロダクトを集めて展示。「本やweb上で見たことはあるけど、本物は見たことがない」というレアものが中心のセレクトになっている。乾三郎、ピエール・ジャンヌレ、フランク・フェルルクランケン、長坂常など、名前を聞くと妄想が膨らむような世界的デザイナーによるヴィンテージ家具のトップピースから、アノニマスデザインのヴィンテージピース、現代作家によるコンテンポラリー作品までが集結する。

カンパーナ兄弟の木くずを接着した椅子(2003年作品)や、カスパー・ハーマッハの倒木が燃え完成する椅子、ブルータリズムの建築家ユリアン・ランペンスに師事したフランク・フェルルクランケンが自邸のために設計したダイニングセット(1991年作品)など、サスティナブルな思想でデザインされた過去の作品などもラインナップ。椅子は実際に試座し、椅子の質感、素材感、強度なども体感できる。

これまで多様なバックグラウンドを持つデザイナーが、”木”という素材に真摯に向き合い、自然素材の特性と格闘しながら新たなデザインや技法を生み出してきた。その結果多くの名作が誕生したが、彼らの独自の視点と技術を通じて世に送り出されたデザインは、次世代のデザイナーにより再設計、再解釈、再構築され、さらなる進化を続けている。木という家具の定番素材を使用し生み出された革新的な家具を通して、木の新たな魅力とデザイナーによる「”木”づかい」が楽しめる。

「デザイナーの”木”づかい展|マテリアルの再定義」開催概要

会期2024年11月23日(土)、24日(日)、11月30日(土)、12月1日(日)
時間11:00~16:00(最終入館:15:30まで)
会場リノベる表参道オフィス「b1./ビーワン。」
URLhttps://tinyurl.com/63rx9ysn