アメリカ抽象表現主義における東洋哲学的な思想を描く

現代アーティストの門田光雅による個展「Dissolving Horizons: A New Figure-Ground Proposition(融解する地平:地と図への新たな命題)」が、アメリカ・ニューヨークのGOCA by Gardeで2026年5月7日(木)から6月18日(木)まで開催中。現代アートシーンにおける最大規模の国際的アートイベント「Frieze Week(フリーズ・ウィーク)」に合わせての開催となる。

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“Alive” 2026 Acrylic and Carborundum on Cotton 2273×1818mm

門田はアメリカ抽象表現主義の文脈を踏まえつつ、日本的な多神教的世界観を背景に独自の絵画表現を展開してきたアーティスト。本展では「地(背景)と図(主体)」という絵画の根源的な構造を主題に、空間と行為、自己と世界といった、万物の中に神性を見出す「非二元論」の視点から境界が揺らぎ続ける視覚体験が提示される。ダイナミックな筆致と色彩がせめぎ合い、空間と絵画行為の境界が絶えず揺らぎ、融解する様は、抽象表現主義が到達した平面性の可能性を継承しつつ、東洋哲学的な思想を絵画構造へと昇華させる試みでもある。

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“Pioneer” 2026 Acrylic and Carborundum on Cotton 2272×1822mm

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“Planetes” 2026 Acrylic and Carborundum on Cotton 1168×1170mm

門田光雅

1980年生まれ。東京造形大学卒業。20年以上にわたり一貫して絵画表現の限界と新たな地平を探求してきた。セゾン現代美術館や群馬県立近代美術館での展示をはじめ、国内主要ギャラリーにて活動を展開し、確固たるキャリアを築く。近年はアジア圏のアートマーケットにおいても高い評価とセールスを獲得しており、現在、国際的な評価をさらに拡張しつつある。

門田光雅個展「Dissolving Horizons: A New Figure-Ground Proposition」開催概要

会期2026年5月7日(木)~6月18日(木)
会場GOCA by Garde
URLhttps://tinyurl.com/5hdfkyue