バンクシー、ピカソ、草間彌生などの名作が、東京のアートオークションに勢揃い

「マレットジャパン モダン&コンテンポラリーアートオークション」が2021年5月20日(木)14:00よりマレットジャパンオークションハウスにて開催される。バンクシー、ピカソ、草間彌生をはじめとした、世界各国から集めたコンテンポラリー・モダンアートの名作、全234点が出品される。adf-web-magazine-mallet-auction-3

オークションの目玉は、バンクシーによる「Love is in the Air」。2003年にパレスチナ、ベツレヘムの建物に描かれたグラフィティ作品を基に同年に制作されたシルクスクリーン作品で、版画として販売された最初の作品となる。更に2005年に発売された公式作品集「Wall and Peace」の表紙にも使われるなど、初期バンクシーを代表する作品。

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バンクシー 「Love is in the Air」 シルクスクリーン

田淵安一による油彩「陽気な伴侶-A」も注目の一点。戦後、パリを拠点に活動を続けていた田淵は1961年に日本に一時帰国、そこからパリへ戻る道中東南アジアを旅行した際に原色の可能性に開眼。画面に広がる原色と金箔の鮮やかさは、生命力に満ちエネルギッシュな印象を与える。また抽象的なモチーフや油彩の厚塗りが施された細部などは当時の西洋美術からの影響が見てとれる作品。

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田淵安一 「陽気な伴侶-A」 キャンバス・油彩、金箔

名坂有子の「作品」も注目作品のひとつ。具体美術協会のメンバーとして知られる名坂有子は「作品」が発表された同年1963年に吉原治郎に誘われ加入した。当時はまさに具体の全盛期。車の塗装用ラッカーや樹脂を組み合わせて描かれた同心円状のレリーフは名坂の生涯におけるモチーフ。イメージの反復と素材が重なり合う様子は空間の無限の広がりを感じさせ、現代でも国内外において大変高い評価を得ている。

そして、名画を題材に目の大きな可愛らしいアイコンが登場する作風で注目を集める細川真希。今回はミックストメディアの作品も含めて計3点が出品される。中でも50号という大型のキャンバスにオペラ『カルメン』に登場する、工場で働くジプシー・カルメンを筆頭に多くの少女が描かれた「カルメン」はキャンバス自体にも糸を縫い合わせてあり一際目を引く一点。

これら注目作品に加えて、マレットオークションでの取り扱いは初めてとなるオートモアイ・天野タケル・長場雄など若手コンテンポラリーアーティストや草間彌生・鄭相和・アンディウォーホルなど世界を代表する作品が数多く出品される。

オークション開催は2021年5月20日(木)14:00~。事前入札・電話入札の申し込みは5月19日(水)まで受け付け可能。オークション参加に際して会員登録はマレットジャパンHPから随時受付中。マレットジャパンのSNSアカウント(Instagram/Twitter/Facebook/LINE)では最新情報を随時更新中。

全出品作品の情報はマレットジャパンHPまたはオンラインカタログを参照。

オークション詳細

開催日2021年5月20日(木)14:00~
下見会日時

2021年5月17日(月)10:00~18:00、2021年5月18日(火)10:00~18:00、2021年5月19日(水)10:00~15:00

会場マレットジャパンオークションハウス
所在地東京都江東区東陽3-22-6
問合せinfo@mallet.co.jp
会社HPhttps://mallet.co.jp/