初回はアーティスト友沢こたおが参加
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営するThe Chain Museumは、これから期待されるアーティストに制作活動の場を提供する、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムを初めて実施する。初回のレジデンスはアーティストの友沢こたおが参加し、制作された作品はArtSticker限定で2022年10月11日13:00からエントリー販売を受付する。
開催概要
本プログラムの目的は今後期待されるアーティストの制作のサポート、また国内の芸術文化振興の一助となることを目指す。また、滞在するアーティストが普段の制作の場と違う自然豊かで静かな環境に身を置くことで制作に没頭し、今までにない新たな創作の視点やインスピレーションを見出す機会を提供する。初回のレジデンスに参加するのはアーティストの友沢こたお。現在、東京藝術大学大学院美術研究科に在学し、スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が見る者に強い印象を与える、注目の若手アーティスト。
レジデンスは妹島和世建築設計事務所が1994年に設計した個人邸にて実施され、自然豊かな環境の中で作品が制作された。制作された原画作品2点と原画を元にしたプリマグラフィ(複製画)を2022年10月11日13時より、エントリー制にてArtSticker限定で販売する。今後は地域や企業間とも連携し、アーティスト・鑑賞者・地域とそれぞれの関係性が育まれるような出逢いの場を創出していく。
友沢 こたお / KOTAO TOMOZAWA
1999年フランス・ボルドー生まれ。東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻で学び、2019年度久米賞受賞、2021年度上野芸友賞受賞と、早くから注目される。近年の個展に、「SPIRALE」(PARCO MUSEUM TOKYO、東京、2022)「Monochrome」(FOAM CONTEMPORARY、東京、2022)「caché」(tagboat、東京、2021)、「Pomme dʼamour」(mograg gallery、東京、2020)、グループ展に「Everything but…」(Tokyo International Gallery、東京、2021)などがある。現在、東京藝術大学大学院美術研究科在学中。
蓼科の森の家 / House in Tateshina Forest
妹島和世建築設計事務所が1994年に設計した個人邸を現オーナーの協力のもと「蓼科の森の家」の呼称でレジデンス会場として利用。深い森に覆われた山の中に佇み、白く塗られたファサードには樹々の影が写り込む。内部のアトリエは自然光あふれる開放的な空間となっている。今後、定期的に芸術家のための創作の場として活用していく予定。
The Chain Museum
2018年に設立された、スマイルズ遠山正道とクリエイター集団PARTYが新たに発信する「アートの次のあり方をつくる」プロジェクト。風車の突端、無人島やオフィス、美術館の裏道など、日常の、ふとした場所にアートを潜ませる、アーティストとともにつくりあげる小さくてユニークなミュージアム。
「友沢こたお |Artist in Residence by The Chain Museum」概要
レジデンス実施期間 | 2022年秋(実施済み) |
エントリー販売期間 | 2022年10月11日13:00から10月25日23:00まで |
会場 | 蓼科の森の家 / House in Tateshina Forest |
アーティスト | 友沢こたお / Kotao Tomozawa |