レアンドロ・エルリッヒらの作品が楽しめる 「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2022」

ARTBAY TOKYOが臨海副都心を舞台に「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2022~NEW SCALE~」を2022年9月16日から9月25日まで、初開催する。インスタレーション等の現代アート、ワークショップ・アート鑑賞ツアー等の参加型プログラム、プロジェクションマッピング、オンラインで楽しめるコンテンツといった多彩なアートの体験が用意されている。

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メインビジュアル

コンテンツ内容(予定)

視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップや、会場に来られない人もアート鑑賞に出向く機会を持てない人も、誰もが参加できる鑑賞プログラム。また、誰でも弾けるピアノ演奏の場を創り、音楽でもイベントを彩る。視覚的なアートに留まらない体験を音楽を介して創出し、アートを介して様々な自由な視点や思いを共有する。

インスタレーション / ウォールアート / ワークショップ / 鑑賞ツアー / ストリートピアノ / ARアート体験 / プロジェクションマッピング / フォトラリー / オンラインコンテンツ等

アート作品

インスタレーション「THE PRINT - 痕跡」レアンドロ・エルリッヒ

今回制作される作品のモチーフは「指紋」は「個」のアイデンティティーの象徴であるとともに「人類」という種族の自然への介在の痕跡でもある。しかし痕跡はそのルーツや源流、本来の目的を辿って行こうとしても解き明かせない迷路のようなもの。この作品は私達が切り崩してきたけれども、それでも強く生きようとする自然との関係性もテーマにしつつ、人類が探し求めた見えない目的を体験する作品であり、新たな出発点について考える作品となっている。

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「THE PRINT - 痕跡」レアンドロ・エルリッヒ

インスタレーション「Heading」

大きさの違う白い立体物が回転し、よく見ると人が全方向に向かって歩いている。作品の原型は新型コロナによって物理的な移動や活動が困難になったときにつくられた。どのような状況でも人は動き続けようとする。動いた先で何が起こるかを事前に知ることはできないが、前に進もうとする。この多様で複雑な世界において、台座が方位を表すクロックポジションの形をしているこの作品は、今我々はどこを歩いているのか、どこへ向かおうとしているのか、その行く先の方向や選択肢を示そうとしている。その背景にある意志や共通点が、多くの人々が行き交う臨海副都心と重なり、光と共に浮かび上がる。

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「Heading」後藤 映則

プログラム「City Echo」

イルミネーションの色彩や、窓の光のちらつき、航空障害灯の明滅、それらの光が、強いつながりを感じさせる。宙に浮かぶ、何かが、何かに反応していると想像する。土地や風景が応えていると感じる瞬間があるということは、何かに応えていることと同義である。この作品は原風景の再現そのものであり、フィルターを通して観客と都市をつなげる表象を生み出す装置となっている。

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「City Echo」吉添 裕人

ARアート体験「TOKYO STATION AR ART PROJECT revival for ARTBAY TOKYO」

山手線を起点に、心豊かな都市生活空間の創造を目指し、食や農、アートなど様々なプロジェクトを進めるJR東日本 東京感動線。長引く新型コロナウイルスの終息への願いを込めて、東京と東日本エリアをARアートでつなぐ地域活性化への試みとして2020年11月に東京駅で実施した「TOKYO STATION AR ART PROJECT」が臨海副都心エリアにリヴァイバル。ポップにデザインされた赤べこや七夕飾りなどの東北の縁起物が、夢の大橋の大空に出現し、NEW SCALEな風景を生み出す。

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「TOKYO STATION AR ART PROJECT revival for ARTBAY TOKYO」 JR東日本 東京感動線

「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2022」開催概要

期間2022年9月16日から9月25日まで
場所臨海副都心エリア