ポーランドの巨匠ヤン・レニツァの創作全貌を紹介
DNP文化振興財団はギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で「ポーランドの巨匠 ヤン・レニツァ ポスター、アニメーション、イラストレーション、舞台」を2026年2月12日から3月26日まで開催する。本展はポスター芸術で国際的評価を確立したポーランドの巨匠ヤン・レニツァの多彩な創作活動を紹介する展覧会となる。
第二次世界大戦後、共産主義体制下のポーランドにおいて、1950年代中期から映画文化の発展とともに自由な表現が模索された。ロマン・チェシレヴィチやヘンリク・トマシェフスキらと並び、“ポーランド派”と称された潮流の中で頭角を現したのがヤン・レニツァである。斬新な構図と大胆な視覚表現、そこに潜むユーモアが独自の世界観を形成した。ヤン・レニツァは1966年開催の第1回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレで金賞を受賞し、その名を国際的に知られる存在となった。映画や演劇のポスターを数多く手がける一方、アニメーション制作にも精力的に取り組んだ。フレーム数を意図的に制限することで生まれるコラージュ的な画面構成は、独創的かつシュールな映像世界を生み出している。
本展では代表的なポスター作品やアニメーションフィルムのアートワークに加え、初期に多く制作した雑誌挿絵の風刺画、舞台デザインやキャラクター原画なども紹介する。ポズナン国立美術館のアーカイブおよび個人コレクションから選出した作品群により、レニツァの創作の全体像に迫る構成とした。関連出版物として『gggBooks 143 ヤン・レニツァ』を2026年2月12日に発行する。序文はポズナン国立美術館ポスター&グラフィックデザインギャラリー部門学芸員アンナ・グラボフスカ=コンヴェントが執筆。発行は公益財団法人DNP文化振興財団。
ヤン・レニツァ プロフィール
ヤン・レニツァ(Jan Lenica、1928年〜2001年)は、ポスター/グラフィック作家、アニメーションフィルム監督、製図工、舞台デザイナー、イラストレーター。1928年1月4日ポーランド・ポズナン生まれ。ワルシャワ工科大学建築学科卒業。1945年より新聞に風刺画を発表し、1950年に映画と舞台のための最初のポスターを制作した。1954~1956年ワルシャワ・アカデミー・オブ・ファインアーツでヘンリク・トマシェフスキのアシスタントを務める。1957年にアニメーション制作を開始。1963年にパリへ移住し、1974年にハーバード大学で教鞭をとる。1979~1985年カッセル芸術大学アニメーションフィルム学部長、1986~1994年ベルリン芸術大学教授。1986年以降ベルリン在住、2001年10月5日逝去。
「ポーランドの巨匠 ヤン・レニツァ ポスター、アニメーション、イラストレーション、舞台」開催概要
| 会期 | 2026年2月12日から3月26日まで 11:00~19:00 |
| 会場 | ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg) |
| 入館 | 無料 |
| URL | https://tinyurl.com/525btmj9 |

日本語
English

