屋外パブリックスペースの価値が問われている今だからこそ取り組みを評価する機会を

パブリックスペース特化型ウェブマガジン『ソトノバ』を展開する人ソトノバは、ソト(屋外)空間やパブリックスペースのプロジェクトを表彰する「ソトノバ・アワード2021」を開催する。応募締切は2022年3月10日で、公開審査会(オンライン形式)は2022年3月20日を予定している。adf-web-magazine-sonotoba-award-1

パブリックスペースの情報不足について問題意識を持つパブリックスペース特化型ウェブマガジン「ソトノバ」。2015年11月のスタート以来、7年で750を超える記事を配信し日本や世界各地でのソト空間を活用した事例を報じてきた。規制緩和や人中心の場所づくり、サードプレイスの訴求などを背景にパブリックスペース活用の可能性はますます広がっている。新型コロナウイルスの感染拡大で屋外パブリックスペースの価値が改めて問われている今だからこそ、パブリックスペースにおける取り組みを評価する機会を設けたいと考えている。今回で5回目となる「ソトノバ・アワード」は、より一層のパブリックスペース利活用を推進するため各地で取り組みを進める事例を募集し、審査を経て講評する。

ソトノバアワードとは

ソトノバ・アワードとは、日本初のソト(屋外)空間全般を対象とした表彰プロジェクト。日本のソトやパブリックスペースを豊かに楽しく活用するケースが増えている中で、議論に値するもの、一定の成果を挙げたもの、これからの展開が期待されるものなどの事例を表彰するために、2017年にソトノバが創設。

審査対象

  • 審査対象は屋外空間(ソト)パブリックスペース。
  • ソトノバが捉えるパブリックスペースは、公民の敷地を問わずソト(屋外)の空間を対象とした人々の居場所となり、アクティビティの生まれる、誰もが使える自由空間としてのパブリックスペース。
  • 法的位置づけや空間区分、公民の所有は問わない。
  • 原則、現在もアクティビティのあるものとするが、社会実験など一時的なものは応募締切から過去2年間までの実施されたもの。

アワード部門

ソトノバ・アワードでは、以下の部門に分けて募集する。後述の審査視点に基づき採点したのち、A-C各部門の優秀賞に対する横断的評価の上、最優秀者を「ソトノバ大賞」として選出し、D部門については優秀賞のみを選出する。adf-web-magazine-sonotoba-award-3

5つの審査視点

ソトノバ・アワードでは、ソトノバのコンセプトである「ソトを居場所に、イイバショに!」を実現する屋外空間を対象に審査を行う。ユーザーやアクティビストが「その空間を居場所だと感じるか、心地よいか」という主体的な評価と、その空間を使っている人や状態をみて共感・評価できるか」という客体的な評価両者の評価に対して、つぎの5つの視点から公正に審査する。adf-web-magazine-sonotoba-award-4

登録および提出についてadf-web-magazine-sonotoba-award-5

「ソトノバ・アワード2021」開催概要

応募資格利用者、およびプロジェクトの関係者 (所有者、運営者、設計者等)
登録費部門A・B・C:30,000円(早割)、35,000円(一般)
部門D:3,000円
登録締切2022年2月28日(早割)
2022年3月10日(一般)