デザイン・建築の優れた作品が国際的に紹介され、評価されるまたとない機会
14年間にわたり世界中から応募を集め、国際的な指標となるまでに影響力と知名度を高めてきたAZアワードが2024年の応募受付を開始した。建築、ランドスケープ、アーバンデザインから、インテリア、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、コンセプト、そして学生作品のためのA+賞まで、8つの主要部門へのエントリーを受け付けている。本アワードは建築デザイン専門誌「AZURE」が主催。締め切りは2024年2月23日。
2023年には53カ国からエントリーがあり、AZアワードの名声を確固たるものにした。昨年は、アムステルダムにあるMVRDVの印象的なヴァレー複合施設や、シム・サトクリフの絶妙に洗練されたエース・ホテル・トロントなど、かつてないほど多くの受賞者を輩出した。すべての受賞者とファイナリストは、AZアワードのウェブサイトから閲覧できる。
審査員は、プロダクトデザイン、建築、ランドスケープアーキテクチャー、インテリアの各分野で国際的に第一線で活躍しているメンバーで構成。3月に招集され、すべてのエントリーを評価する。過去の審査員には、アリソン・ブルックス、ローレンス・スカルパ、マー・ヤンソン、ネーダー・テハラニ、ニナ=マリー・リスター、パスカル・サブラン、マリオン・ワイス、ロイシン・ラファティ、クレイグ・ダイカーズ、藤本壮介、パトリシア・ウルキオラらが名を連ねている。
AZUREとそのパートナーは、デザインや建築のプロフェッショナル、デベロッパー、都市プランナー、学生、メーカーなどに、AZアワードに作品を応募することで自身のプロファイルや事務所、クライアントの認知度向上を得て、世界へ踏み出す機会になればと呼びかけている。
アワード概要
応募資格
- デザイナーおよびデザイン事務所
- 建築家、ランドスケープ設計家、建築事務所
- デベロッパー
- 大学(中等教育後の教育機関)で2023年にデザインや建築を専攻した学生
- クライアント、メーカー
- 2023年12月31日時点で完成しているプロジェクト
- プロトタイプがある、もしくは制作過程にあるプロダクト
カテゴリー
建築:
- 住居
- 1,000㎡以上の商業施設
- 1,000㎡未満の商業施設
- 仮設・デモプロジェクト
- アダプティブリユース
ランドスケープ・アーキテクチャー:
- 公共および私有のランドスケープ
アーバン・デザイン:
- 建築済および未建築の総合開発案件(商業、住居、複合用途)
- インフラ
- アーバン・インターベンション
インテリア:
- 住居空間
- 商業・施設空間
デザイン:
- 家具
- 家具システムおよびコレクション
- 照明器具
- 照明設備
- インテリア製品
- 建材
- ハイテク製品(新規)
体験型グラフィックデザイン:
- ウェイファインディングシステム
- サインデザイン
- 情報およびマップデザイン
- ブランド・アイデンティティ
コンセプト:
- 未建築エントリー、コンセプト、プロトタイプ
A+Award:
2023年に大学(中等教育後の教育機関)でデザインもしくは建築を専攻した学生。優勝賞金は$5,000。
社会貢献アワードおよび環境リーダーシップアワード:
すべてのエントリーは、社会貢献アワードおよび/もしくは環境リーダシップアワードに推薦される。それぞれのカテゴリーで優勝者を決定する。エントリーは、どちらか一方または両方のカテゴリーに提出することができる。
社会貢献アワードは、社会格差を軽減し社会にインパクトを与える作品に贈られる。環境リーダーシップアワードは、天然資源への敬意と感性がその循環利用において表れている作品に贈られる。
スケジュール
- 2024年1月2日:エントリー受付開始
- 2024年1月31日:早期割引適用受付締切
- 2024年2月23日:受付締切
- 2024年4月18日:ファイナリスト発表、People's Choice投票の開始
- 2024年6月21日:2024 AZ Awards Galaと誌面及びオンラインでの受賞者発表