武蔵野美術大学 美術館・図書館 -「片山利弘ー領域を越える造形の世界」展

武蔵野美術大学 美術館・図書館は展覧会「片山利弘ー領域を越える造形の世界」を開催する。戦後日本のデザイン創成期に主導的な役割を果たし、後に制作の場をスイス、アメリカと海外に求めた片山利弘(1928 ~ 2013)は、デザイン、絵画、彫刻、そして巨大な建築空間での立体表現と、領域の枠組みにとらわれずに活躍した。グローバルに生きた片山の創作活動の全貌に迫るはじめての機会となる。

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JT 本社ビル 銅板レリーフ壁画《さあ、鳥たちよ・・・》1995 年

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大原美術館本館 レリーフ彫刻《正方形へ、光と石の対話》 (片山利弘・作 和泉正敏・協力)1991 年

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キャンバス《三思の門》1989 年

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三井住友海上千葉ニュータウンセンター 壁面レリーフ《線映》1994 年

本展では独学で学び、日本で発表した初期のグラフィック作品にはじまり、スイスに渡り製薬会社ガイギー社で携わった広告デザイン、アメリカのハーバード大学カーペンター視覚芸術センターでのデザインと教育の仕事、そして1980年以降の日米を行き来しながら続けたそれまでの創作をさらに発展させた「領域を越えた造形」を紹介する。1980年代以降の片山は、日米を行き来しながら丹下健三ら日本の建築家とのコミッションワークに数多く取り組んだ。現存する建築空間での大型作品を通して、稀有な造形作家がグローバルに生き、辿り着いた境界のない活動を知ることができる。

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製品案内「Micoren® Geigy」1963-65年

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マグネット《Poem by Four Squares-Changeable Picture》1965年頃

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DM「Tégrétol® Geigy」1963年頃

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雑誌表紙『Graphis』No.124 1966年

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コラージュ《Blue Star》1964 年

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シルクスクリーン《G. S. D-Red》1971年

「片山利弘ー領域を越える造形の世界」展

会期2021年4月5日(月)〜6月20日(日) 
会場武蔵野美術大学美術館 展示室3
開館時間10:00–18:00(土曜、祝日、特別開館日は17:00閉館)
休館日日曜日
入館料無料
主催武蔵野美術大学 美術館・図書館
協力片山渥美・片山哲夫・南天子画廊
監修新島実(武蔵野美術大学 名誉教授)