バンクシー、KAWS、奈良 美智、ゲルハルト・リヒターなどの作品が登場。フィリップスとポーリー共催の現代アート&デザインのオークションが開催

フィリップス (PHILLIPS AUCTIONEERS) は、20世紀・現代アート&デザインセールを香港と北京の2箇所にてポーリーインターナショナルオークションと共同開催する。開催期間は、2021年6月7日から8日の2日間。ゲルハルト・リヒターやジョージ・コンドなどの西洋の名作から、奈良美智や草間彌生などの日本人アーティストによる作品、バンクシーやKAWS、そしてアモアコ・ボアフォやサルマン・トーアなどの新進気鋭の作家まで、多様性に富んだ傑作の数々が出品される。

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奈良 美智 Missing in Action, 2000年

7 日にデイセール、8 日にイブニングセールが行われ、オークションは世界中にライブ配信される。配信は フィリップスHPまたPhillipsのアプリからも視聴可能。日本からは日本語での電話ビッド、またオンライン入札も可能。

ハイライトアーティスト

奈良 美智

オークションに出品されることのない希少な作品「Missing in Action」が登場。制作年の2000年は12年間のドイツでの修行生活を終えて帰国した年であり、彼の作品がオークションに出品され、最も価値の高い作品をつくる日本の現代アーティストに輝いた年。さらにアメリカにて初めての美術館での個展をシカゴ現代美術館、サンタモニカ美術館で開催した、ターニングポイントの年でもある。近年においては、昨年2020年12月に彼の作品Hothouse Dollが1億300万香港ドル(約14億円)で落札され、アーティストのオークション記録第2位(当時)に輝いた。

ゲルハルト・リヒター (Gerhard Richter)

2015年に制作されたリヒターの最も有名な抽象画の一つ「Abstraktes Bild(940-7),」がオークション初出品。赤と黄色の豊かな色調で構成され、色彩と質感が包み込むような輝きを放つ。本作品は、これまでにオークションに出品された2000年以降のアーティストによるキャンバスの油彩画の中でも最大級のもの。

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ゲルハルト・リヒター Abstraktes Bild (940-7), 2015年

バンクシー (Banksy)

「今は笑っていても、いつかは私たちが責任を取る。」とも訳せるメッセージが印象的な2002年制作の「Laugh Now Panel A」。この辛辣な作品は、彼ならではのダークでシニカルなテーマを醸し出しており、様々な意見が飛び交う作品。今回アジアの大手オークションハウスが手がけるイベント史上、初めて仮想通貨での決済方法が選択可能。入札は香港ドルで行われ、Coinbaseを通して落札価格、バイヤープレミアムともに仮想通貨(ビットコインまたはイーサ)にて支払い可能。

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バンクシー Laugh Now Panel A, 2002年

KAWS

丸みを帯びたスカルと、目にはXをあしらった特徴的なキャラクターで知られているアーティスト。現在、ニューヨークのブルックリン美術館で彼のキャリアを振り返る回顧展が開催されているKAWSは、紛れもなくこんにちのアート界に君臨するアーティストの一人である。2021年7月16日から10月11日にかけて、森アーツセンターギャラリーで大規模な展覧会を「KAWS TOKYO FIRST」と銘打って開催する予定。今回はKAWSの作品が多数出品されるコーナーが設けられ、TOGETHER〈2017年制作〉、UNTITLED (STORMTROOPERS) 〈2000年制作〉、Untitled (HTLA9) 〈2011年制作〉が出品される予定。

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KAWS TOGETHER, 2017年


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