旭川家具産地、東川町の家具職人が受賞者とともにふるさと納税の返礼品として製品化
北海道の「写真の町」東川町が、建築家隈研吾とともに2021年に実施した第1回『「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペ』の受賞作品製品化プロジェクトを始動する。今回製品化を目指すのは、第1回コンペにて最優秀賞となる隈研吾賞を受賞した東京藝術大学の杉原有香と、優秀賞の一つに選ばれた武蔵野美術大学の柳澤星良の2作品。いずれも旭川家具産地、東川町の家具職人が受賞者とともにふるさと納税の返礼品として製品化に向け取り組む。
北海道東川町は、日本五大家具に数えられる旭川家具の主要産地として知られ、技術力の高い家具職人が多く活動。『「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペ』は、建築家隈研吾と東川町が連携し、KAGUのある豊かな(丁寧な)暮らしを育み、建築と家具が育む新たなライフスタイルを発信していくことを目指して2021年にスタート。応募は世界中の30歳以下の学生を対象とし、初回は「木の椅子のデザイン」をテーマに、36の国地域から834件の作品提出(エントリー:41国地域から1,876件)があった。
世界中の学生のアイディアを、高度な技術を持つ東川町の家具職人が実現する東川の新しい取り組みとなる。なお、第2回目のコンペも募集しており、テーマは「自由なテーブル」、2022年3月31日作品提出締切となる。