非公開空間「月の庭」で響き合う書と箔の共創
京都・清水寺の塔頭、成就院で安倍昭恵と裕人礫翔によるアート展「結(ゆい)」が2025年11月1日から11月9日まで開催されている。本展は安倍昭恵にとって初の個展であり、「書」としてのメッセージ表現に挑む初の発表の場となる。伝統工芸士であり箔アーティストとして知られる裕人礫翔との共演により、異なるメディウムの融合が実現した。
本展の会場となる成就院は、通常は非公開の空間であり、江戸初期に作庭された国指定名勝「月の庭」を擁している。池泉鑑賞式・借景式の構成をもつこの庭園は、静寂と調和に満ちた佇まいで、作品鑑賞の体験をより豊かにしている。


展覧会の見どころ
展示されているのは全28作品で、書と箔の素材・技法・表現の対話が随所に見られる。また、一部の代表作をもとに制作されたアイテムの販売も行われ、来場者の注目を集めている。開幕前日には、関係者を対象としたレセプションパーティーが実施された。展示の先行内覧のほか、清水の舞台では安倍昭恵と裕人礫翔によるライブパフォーマンスとトークショーが行われ、特別な一夜となった。

安倍昭恵「書」× 裕人礫翔「箔」アート展「結(ゆい)」開催概要
| 会期 | 2025年11月1日(土)から11月9日(日)まで |
| 会場 | 音羽山 清水寺 成就院 |
| 時間 | 9:00〜17:00(最終受付 16:30) |
| 入場 | 600円 |
| URL | https://abeakie-art.jp/yui |

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