藝大生との共創によるアート×ビジネスの空間を公開

Senjin Holdingsは業績拡大に伴うオフィス拡張のため、本社を東京都千代田区九段南に移転し、2025年11月4日より新オフィスでの業務を開始した。新本社は東京藝術大学の現役生・卒業生との共創により、同社の企業理念「異才の融合が世界を加速させる」を空間に落とし込んだデザインとなっている。adf-web-magazine-senjin-holdings-1

本プロジェクトはアートコレクティブ「ALT.」の協力のもと、ビジュアル・アイデンティティの空間展開、部門を越えた交差を促す動線設計、アート作品を活用したワークショップ運用など、アートとビジネスの融合を体現する多層的なオフィス設計を特徴としている。設計から施工までの全工程を自社のアート事業部で内製化することで、数千万円規模のコスト圧縮とスピード感のある立ち上げを実現した。adf-web-magazine-senjin-holdings-4

adf-web-magazine-senjin-holdings-2

5階:執務室入口 壁一面にLEDモニターを設置

adf-web-magazine-senjin-holdings-3

青葉第一ビルエントランスの様子

コンセプトと設計内容

新オフィスでは、以下の要素を軸に創造性と生産性の両立を目指している。

  • 空間におけるVI(ビジュアル・アイデンティティ)の実装:作品・素材の選定、光環境、サイン計画を一体的に構成
  • 部門横断型のゾーニング設計:AI・アート・マーケティングが自然に交差するレイアウト、大型モニターによる情報共有
  • 展示と対話の場づくり:壁一面の新作アートや漫画的表現を活用したオフィス内展示、ワークショップ運用も視野に

1階エントランスには、大阪・関西万博に展示された作品の一部を常設。アートと事業空間を地続きにすることで、来訪者に企業の思想を直感的に伝える設計となっている。

代表取締役・下山明彦 コメント

「業績拡大に伴う本社移転に際し、空間設計・施工を自社のアート事業部で担いました。短期間で内製化したことで、外注に比べて大幅なコストと時間の最適化を実現しています。企業のカルチャーを抽出し空間に実装するという思想を形にできたことが最大の成果です。今後は、自社で培ったノウハウを活かし、企業のアイデンティティに根差した空間づくりを支援するオフィスデザイン事業を本格展開してまいります」

主な事業領域(Senjin Holdings)

  • AI MARKETING|獲得特化のAIグロース:自社顧客データの活用支援からノーコードSaaS構築まで支援「第一想起取れるくん」「獲得取れるくん」シリーズなどを展開
  • AI DEVELOPMENT|利益ドリブンなAI開発:20以上のAIエージェントを開発・運用し、ROI直結の支援を実施
  • ART & BUSINESS DEVELOPMENT|アート × 経営:組織ブランディングや事業開発をアートの視点で支援。アートコレクティブ「ALT.」との連携によるAuthorship創出
  • INCUBATION|実行型キャピタル:地方自治体と連携した地方創生プロジェクトの実績多数(例:岩国市、阿武町、天草市など)