WATOWA GALLERYがYuta Okuda“With Gratitude”を開催

WATOWA GALLERYは、渋谷elephant STUDIOにてYuta Okuda (奥⽥雄太)のソロエキシビジョン“With Gratitude”を2021年6⽉6⽇(⽇)から6⽉12⽇(⼟)まで開催する。

adf-web-magazine-watowa-gallery-yuta-okuda-exhibition-1.jpg

YUTA OKUDA SOLO EXHIBITION “With Gratitude”

画面に目を向けると、まず目に入ってくるのは赤や黄、金など、鮮やかな色彩、そして驚かされるのはそのマチエールだ。そこにあるのは絵具の物理的な偶然性によって生み出された不規則な凹凸であり、同時に、奥田自身の手の痕跡、身体動作の結晶なのである。そこに細い線を描き足していくことでひとつひとつの花にしていく。一見すると花々は正円に近い形態で、正面性が強く感じられるが、近くでみると下を向いたり裏返ったりしている。また、背景や茎を直線的に描き、正円形の花々と組み合わせることによる平面構成的な画面も特徴だ。

adf-web-magazine-watowa-gallery-yuta-okuda-exhibition-2.jpg

YUTA OKUDA

「花を描いてはいるが特定の花というわけではなく、花に見えなくてもいい」と語るデザイナー出身の奥田。単に具象としての花を描いているわけではない。いくつもの記憶の中の視点のそれぞれを、平面という空間に交錯させている。そしてその交錯が、コロナ禍というきっかけで生み出された行為であることも忘れてはならない。当たり前だと思っていたことが、特別な出来事だったと気付き、感謝を作品にしたいと思いからʼwith gratitudeʼというテーマで「花」を描いている。

adf-web-magazine-watowa-gallery-yuta-okuda-exhibition-3.jpg

YUTA OKUDA

adf-web-magazine-watowa-gallery-yuta-okuda-exhibition-5.jpg

YUTA OKUDA

デジタル化やバーチャル化が発展し、現代人が忘却しかけている身体を感じさせ、また歴史的事件とも言えるコロナ禍をきっかけとした表現行為を目の当たりにする意義深い機会となる。さらに、土産物などの動物の置物にペイントをした作品も見どころのひとつ。「リサイクルショップなどで価値がないとされているものに、自らがペイントすることで付加価値が生まれることに喜びを感じる」と奥田は語る。どこにでもあったはずの置物が、Yuta Okudaのペイントによって鮮やかに生まれ変わっている。Yuta Okudaの飽くなき自己サルベージの世界が鑑賞できる内容だ。

 adf-web-magazine-watowa-gallery-yuta-okuda-exhibition-6.jpg

YUTA OKUDA

YUTA OKUDA PROFILE

1987年愛知県生まれ。日本とイギリスでファッションデザインを学び、その後アパレル企業にてファッションデザイナーを経験。銀座の石川画廊、北品川のGallery201、用賀のEllipse Tokyoなどで個展を開催。2020年、グループ展『100人10』参加。同年寺田倉庫にて開催された『art TNZ』にTOMOHIKO YOSHINO GALLERYより参加。著書に『花と生きもの 美しく繊細な塗り絵 Colourful Black』(河出書房新社 大人の塗り絵シリーズ)がある。作品の表現手法はここ数年で、計算した線のみで構成された 細密画から、「偶然性」をテーマとした作品へと変化している。具体的には、墨のにじみや、アクリル絵の具の混ざり具合から偶然に生まれた凹凸の中からアウトラインを抽出し、生き物や花を形取っていく。現在は、個展やアートフェアなど国内外問わず積極的に作品を発表し続けている。

WATOWA GALLERY

現在の⽇本のストリートカルチャーやファッション、あるいは独創的かつ先進的なテクノロジーやジャパニーズフィロソフィーを取り⼊れた新しい感性を持つ若⼿の作家を中⼼に、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクトプロデュース集団。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションやプロジェクトのプロデュース・演出を⾏い、アートに触れるタッチポイントを拡⼤している。特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信。さらに、⽇本の若⼿アーティストの活躍と⽇本の若⼿コレクターの参⼊をサポートし、アーティストと⽀援者の交流を促進。次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を⽬指している。

YUTA OKUDA SOLO EXHIBITION “With Gratitude”概要

期間2021年6月6日(日)から2021年6月12日(土)まで 12:00 -19:00
会場elephant STUDIO 1F/2F 東京都渋谷区渋谷2-7-4
入場料

¥500から⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム

*500円をミニマムとし、入場料を自身で決定し、それが若手アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。2021年12月に開催される未来を担う若手アーティストに発表の場を提供し、サポートすることを目的としたアートコンペティションに寄付される。

*2021年06月10日 (木)はエントランス無料

予約URLhttps://bit.ly/2TfbXr0 (*アポイント制)

pwa