⼤阪から世界へ、⽂化の架け橋となる現代アートの新拠点
大阪で、新たにできた現代アートギャラリー「ICHION CONTEMPORARY」で具体美術協会作家に焦点を当てた「GUTAIは⽣きていた」展が2025年1月13日(月)〜3月29日(土)まで開催中。本ギャラリーの建築設計は安藤忠雄建築研究所が手がけ、打ち放しコンクリートを使用した地下1階から地上5階までの6層構造。本展はオープン記念展覧会として、戦後日本で誕生した革新的な美術運動「具体美術」に焦点を当て、その東アジアにおける美術史的の重要性や独自性を再解釈する試みとなっている。
本展では、具体美術協会(GUTAI)の第二世代であった向井修二のインスタレーション作品を核に据え、GUTAIの革新性とその「精神」を再考する。向井は「建築は凍れる⾳楽である」とゲーテが好んで用いた表現に着想を得て、安藤忠雄建築研究所の展示空間と共鳴する新作のインスタレーションを制作した。
向井修二
1940年兵庫県神戸市生まれ
1959年大阪美術学校(現・大阪美術専門学校)在学中に第8回具体美術展に出展
1963年グタイピナコテカにて初個展
以後、解散まで具体美術協会に所属
1965年「日本の新しい絵画と彫刻展」に出品(サンフランシスコ美術館~1967年まで全米を巡回)
2012年「具体 -日本の前衛18年の軌跡」国立新美術館
2013年「具体 -素晴らしい遊び場展」アメリカ・グッゲンハイム美術館
2015年ヴェネチア・ビエンナーレにて記号化した鏡の部屋を発表 イタリア・ヴェネチア
2017年ルイ・ヴィトン ソーホー店 内装インスタレーションを担当 アメリカ・ニューヨーク
2017年シャネル 銀座並木通り店 外壁を記号化
2018年「GUTAI展」フランス・スーラージュ美術館
「GUTAIは生きていた」開催概要
会期 | 2025年1月13日(月)~ 3月29日(土) |
時間 | 11:00~18:00 ※最終日のみ17:00 |
会場 | ICHION CONTEMPORARY |
URL | https://tinyurl.com/mry4frhx |