「写真と言葉」で物語を紡ぐ

ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、「ADFアートギャラリープロジェクト」の第37回目のプロジェクトとして、四ノ宮勇魚(しのみや・いさな)による個展「やがて灼かれて光るもの」を2026年2月7日(土)から2月21日(土)まで、表参道のGARDE Galleryで開催いたします。また、オープニングパーティーを2月6日(金)18:30〜21:00まで開催いたしますので是非、ご参加下さい。

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写真や映像は、言葉よりも直感的に「感情」を伝えることができます。本作品『やがて灼かれて光るもの』は台詞ではなく音楽を使用し、耳の聞こえない少女と同じように、「声ではない方法」で語りかけるような展示空間を目指して制作されました。本展は約50分の映画と140ページの写真集、そしてそれらを組み合わせたパネルからなる展示となっています。「写真と言葉」で物語を紡ぐ制作を行ってきた四ノ宮が、光と影の中に浮かぶ記憶、傷を抱えながらも前を向こうとする人の姿を写します。

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アーティストステートメント

2022年、私は大学の一般教養で手話の授業を選択していました。友人の中には耳の聞こえない先輩もおり、もっと話したいと思うようになりました。

その頃から耳の聞こえない少女を主人公とした物語を紡ぎたいと思い、当事者の方からお話を伺うことがありました。

耳が聴こえないということとは異なりますが、私自身が負っている病があり、自分の世界と外の世界が隔絶されている、うまく伝わらないと感じることが多く、コミュニケーションを取ることをしばしば諦めてしまう場面がありました。

そんな私に手を差し伸べてくれた友人たちは、様々な方法でその壁を取り払ってくれました。その姿が今回の男のキャラクターに反映されています。

今までの作品でも、こころの傷跡に焦点を当てて描くことが多かったですが、今回の作品ではさらにその先、傷跡を愛おしむことを描きたいと思いました。

そして、もし、何かの事情で世界に踏み出せない人がいたら、そっと一歩を踏み出せる物語を描きたいと考えるようになりました。

四ノ宮勇魚

四ノ宮勇魚

写真家。神奈川県横浜市に生まれ育つ。和光大学表現学部芸術学科写真ゼミ卒業。2017年、成長と共に変わっていく自分自身の感性をそのまま残したいと思い写真を始める。2020年から「四ノ宮勇魚」名義で本格的に写真を撮り始める。未完成ながら鋭い輝きを放つ少女に惹かれ、少女性をテーマに活動する。2025年にはこころの傷跡をコンセプトに、初めての映像監督作品を手がける。

展示・出版歴

2020年 写ルンです生誕記念写真展出展、家にいルンですスピンオフ写真展出展
2021年 「途中下写」コラボ写真展出展
2022年  二人展「水の肖像」開催、朝日奈まお写真展出展、写真出版賞 奨励賞受賞
2023年 渋谷ルデコ Portrait Biwak出展、wonder photoshopフィルム散歩写真展出展、TV番組『出川のアニキ!』出演
2024年 初個展「真昼を泳ぐ魚たち」開催、同名の写真集を出版、個展 「溺れる鱗」開催、同名の写真集を出版
2025年 個展「溺れる鱗 Reprise」開催、夏目あきほ個展「刻」出展、百音個展「融解熱」出展

ADFアートギャラリープロジェクト Vol.37「やがて灼かれて光るもの」開催概要

会期2026年2月7日(土)~2月21日(土)
時間平日13:00〜20:00、土、祝日11:00〜20:00
オープニングレセプション2月6日(金)18:30〜21:00
会場GARDE Gallery
休廊日曜
販売予定URLhttps://www.art-adf.jp/