伊東豊雄建築設計事務所とのコラボレーション

65年以上の経験を持つ、シンガポールの学際的な建築およびエンジニアリングを行う設計事務所RSPアーキテクツ・プランナーズ＆エンジニアーズがSIA建築デザインアワード2023 デザイン賞を受賞した。伊東豊雄建築設計事務所とのコラボレーションによる南洋理工大学（NTU）南校舎の建築が評価されたもので、「ガイア」の名で知られるこのインフラは、画期的な6階建てのマス・エンジニアード・ティンバーの傑作。全長は約220メートルに及ぶ。

Gaia
Photo credit: Madeni Jais

アジアで最も広大な木造建築物、ガイア

ギリシャ神話の大地の女神にちなんで名付けられた「ガイア」は伊東豊雄建築設計事務所とRSPの大胆なコラボレーションを象徴する、卓越した教育環境設計と持続可能な建築の専門知識の賜物である。6階建てで、学習、研究、イノベーションの拠点としてNTUの学生や教員、職員がつながり協力し合う場所となっている。

Gaia
Photo credit: Madeni Jais

Gaia
Photo credit: Madeni Jais

建築の卓越性と革新性を追求する地元の建築家の功績を顕彰するSIA建築デザイン賞2023では、建築の分野内外で建築について広く語り合う姿勢がポイントとなり、RSPの独創的な建築デザイン、最先端のエンジニアリング、そしてガイアの建設における持続可能性への揺るぎないコミットメントが評価された。

RSPアーキテクツ・プランナーズ＆エンジニアーズ

本社をシンガポールに置き65年以上にわたってシンガポールの建築に携わってきたグローバルな建築・エンジニアリング設計事務所。人間性を重視したデザインを提供することを理念とする。建築環境の未来に目的を持ったインパクトを与えるために明日の変化とともに常に進化している。15以上の市場にまたがる1,200人の業界エキスパートからなる学際的なチームは、グローバルで2,500を超えるプロジェクトを成功させ、人、コミュニティ、環境を優先した空間を構築するとともに、デザインを通じてユニークなストーリーに命を吹き込む革新的な方法を見出している。