香港西九龍駅

香港の西九龍にある香港西九龍駅は2018年9月にオープンし、駅デザインはアンドリュー・ブロムバーグ・アークテクツ(Andrew Bromberg Architects)が手がけた。ブロムバーグの大胆なデザインは、何百本もの樹木と多数の灌木が植えられている駅のルーフトップを歩くことができ、街のパノラマビューを楽しむことが可能となっている。香港西九龍駅は香港デザインセンター(HKDC)が主催するDFAアワード2019の環境デザイン部門でシルバーアワードを受賞。

adf-web-magazine-dfa design for asia awards 2019 (silver). hong kong west kowloon. photo_nancy da campo

香港西九龍駅

香港西九龍駅プロジェクトでは3ヘクタール以上の緑地と約6ヘクタールのオープンスペースが敷地に組み込まれている。 メインホールの内部は、巨大な浮屋根を支える傾斜したスチール柱で構成され、カーテンウォールシステム用に4,000枚のガラスパネルを持ち上げて、駅の下層階からでも街を垣間見ることが可能となっている。香港西九龍駅内部の巨大な中央スペースは、長さ180メートル以上、平均幅65メートル、最大高さ45メートルであり、そのうちの20メートルの部分は地下にある。

adf-web-magazine-dfa design for asia awards 2019 (silver). hong kong west kowloon. photo_paul warchol

adf-web-magazine-dfa design for asia awards 2019 (silver). hong kong west kowloon. photo_paul warchol (2)

香港西九龍駅のデザインは人間中心 (people-centric)であり、眺望が包括的に配され、環境に優しく、持続可能なもの(サステイナブル)となっている。香港西九龍駅は間違いなく香港の不可欠な一部となり、人々が街と交流する方法を大きく変容させる。