「紡ぐ者たち ー未来につなぐ創造のエールー」展
クオリアートは「紡ぐ者たち ー未来につなぐ創造のエールー」展を2021年3月27日(土)から3月31日(水)までせんだいメディアテークで開催する。東北地方を中心に、未曾有の被害を引き起こした東日本大震災から10年が経った。多くの失われた命、そして未だ故郷に帰れない被災者。それぞれが前を向いて進み、後世の人々が安心して暮らすために何をするべきか。また人類は地球や自然とどのように共存すべきなのか。難題を突きつけられた出来事であった。震災発生直後よりクオリアートでも、物心両面に届くような復興支援を実施してきたが、生活の窮地に文化芸術がどれほどの支えとなるのか、その明確な答えは出ていないが、見えない大きな力で、人々の心を揺り動かすアートの可能性を信じている。
「紡ぐ者たち -未来につなぐ創造のエール-」は絵画、書画、写真などさまざまな表現で思いを紡ぐ約150名のアーティストたち、そして希望を担った東北の子供たち約50名による作品とメッセージを展示し、未来へ向かう気持ちを後押しするとともに、明るい時代の創造を目指す。また展示作品は後日、美術作品集にまとめて発刊する。展覧会場ではマスク着用の義務づけ、会場入口での手指消毒と検温を実施し、新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、最善の注意を払って開場する。
展覧会会場 せんだいメディアテーク
全面ガラス張りの建物は、建築界のノーベル賞とも例えられるプリツカー賞を受賞している建築家 伊東豊雄による設計で2001年に開館。「メディアテーク」とは、フランス語で「メディアを収める棚」を意味し、ギャラリーの他にも図書館や映像音響ライブラリー、スタジオなど多彩な機能を収めた施設。震災時、7階天井の南側部分が落ちた事と、3階図書館の内側ガラス部分の一部が壊れた事などを除けば、基本構造が損なわれるほどの大きな被害はなく、巨大地震にしっかりと耐えた事から、復興のシンボル的な建築としても知られている。
「紡ぐ者たち ー未来につなぐ創造のエールー」展概要
会期 | 2021年3月27日(土)~3月31日(水) |
時間 | 11:00~19:00(初日は13:00から、最終日は13:00まで) |
会場 | せんだいメディアテーク5階「ギャラリー3300」 |
住所 | 宮城県仙台市青葉区春日町2-1 |