個性と旅の精神を彩るパーソナライゼーション
ルイ・ヴィトンのパーソナライゼーション・サービス「モン・モノグラム」が、新たな仕様で展開を開始した。本サービスは、メゾンが創業当初から受け継いできた「旅の真髄(こころ)」に根ざすクラフツマンシップを背景に、顧客が自らの個性をバッグに刻むことを可能にするものとなっている。
メゾンの歴史を遡ると、1901年の「スティーマー・バッグ」や1911年にポール・ポワレのために製作されたトランクなど、カスタマイズの伝統が随所に見られる。機能的な目印として始まった名入れは、やがてステータスと創造性を表現する象徴へと昇華し、1920年代には専用サービスが確立。2008年には、顧客所有のバッグに直接パーソナライゼーションを施すサービスが登場した。
今回刷新された「モン・モノグラム」では、対応するモデルや装飾のバリエーションが大幅に拡張。キーポル、ホライゾン、クリストファー、オンザゴー、トリオ・ポッシュ・トワレ、パスポートカバーなど、ユニセックスなアイテムに幅広く対応し、顧客はカラーやライン、書体、ヴィンテージ風のパッチなど多様な要素を自由に組み合わせることができる。
製造はフランスの職人による手作業で行われ、3層のデジタルプリント技術を用いて、耐久性の高い立体的な発色を実現。オーダーから3週間程度での納品が可能なモデルもある。カスタマイズはオンラインおよび一部店舗で受け付けており、選択の自由とクラフトの確かさが融合した本サービスは、自分自身へのご褒美にも、特別な人へのギフトにもふさわしい存在となっている。大胆なラインはその人の人生を、イニシャルはかけがえのない人物を象徴する。進化した「モン・モノグラム」は、使い手のストーリーを織り込む、特別な旅の伴侶となる。
ルイ・ヴィトン
1854年に創業したルイ・ヴィトンは、最高級の品質と革新的なデザインを融合させ、トラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーをはじめとする多彩なプロダクトを展開してきた。伝統を重んじつつ、建築家やアーティスト、デザイナーとの協働を通じて、プレタポルテ、シューズ、ジュエリー、フレグランスの分野にも進出。メゾンの精神「旅の真髄(こころ)」を体現し続けている。すべての製品に共通するのはルイ・ヴィトンがクラフツマンシップに注ぐ確かな情熱である。