現実と虚構の境界を侵蝕する物語体験

日本テレビ放送網とARGスタジオ「第四境界」が新たな共同ARGブランド「4x4 sect.(フォーバイフォーセクト)」を立ち上げたことが発表された。現実世界と物語世界の境界を越える、日常侵蝕型の体験を創出する本プロジェクトは、2025年夏〜秋頃の初作品リリースを予定している。adf-web-magazine-4-4-sect

ARG(Alternate Reality Game / 代替現実ゲーム)

プレーヤーが現実の世界の中に隠された“物語の断片”を発見し、自ら物語を進行させていく参加型の体験型コンテンツ。SNSやWeb、実際の現場などをまたぎながら、現実と虚構が交錯する没入的な物語体験を特徴とする。「4x4 sect.」では、「信じる」という人間の根源的な営みに迫る物語体験を主軸に据え、日常に擬態したスケールの大きなARGを展開する。日本テレビが持つメディアと制作力、第四境界が培ってきたARGの設計力を組み合わせ、これまでにない没入体験を構築していく。

ブランドロゴおよびアートディレクションは、MILLENNIUM PARADEやKing GnuのMVなどを手がけるクリエイティブレーベルPERIMETRONのmesoismが担当。視覚的にも“現実と物語の境界の融解”を感じさせる象徴的なデザインが完成。

第四境界

2024年に始動した新進の制作集団。『人の財布』や『かがみの特殊少年更生施設』といった現実空間に物語を出現させる作品で注目を集め、物語と社会空間を地続きにするような「日常に侵蝕する物語体験」を設計し続けている。