建築家であるゴットフリート・ベームの功績をたたえて

ドイツ・ケルン市の後援のもと、建築と都市開発の関係性に強い関心を持つ建築家や都市計画家を対象にした奨学金「Gottfried Böhm Scholarship」の第二次募集の締め切りが迫っている。2025年5月31日まで募集は行われ、奨学金受給者には、ケルンとその地域の創造的かつ先見的な都市計画プロジェクトを1年間かけて開発する機会が与えられる。この期間中、奨学生には無料宿泊施設、ケルン中心部のクリエイティブな環境にある職場、毎月2,500ユーロの奨学金が支給される。奨学金期間は2025年10月1日から2026年9月30日まで。

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Gottfried Böhm, Copyright-fotografieSCHAULIN

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(c) Böhm family

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本奨学金は2021年に死去したプリツカー賞受賞建築家であるゴットフリート・ベーム(Gottfried Böhm)に敬意を表するもので、ベームの作品に着想を得て建築と都市計画の相互作用に着目。奨学金創設者はケルン市長のヘンリエッテ・レーカー(Henriette Reker)で、ケルン応用科学大学の友の会(Verein der Freunde und Förderer der Technischen Hochschule Köln)により運営されている。

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Christi-Auferstehung-Köln-Lindenthal_Copyright- Familie-Boehm

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WDR-Koeln_Copyright-Familie-Boehm

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Dr-Ermelinda-di-Chiara-praesentiert-ihre-arbeitsergebnisse_credit-gottfried-boehm-stipendium

本奨学金の一環として制作された作品は、期間終了時に市長主催のレセプションでプレゼンテーションされ、その後ケルンのスペイン館で2週間展示される。また、より多くの人々がアクセスできるよう、専門出版物でプロジェクトを発表する機会も与えられる。

概要

応募資格

以下の条件を満たす者:

  • 2025年5月31日までに建築学の修士課程を修了していること
  • フリーランスの建築家または都市計画家であること
  • 博士課程の学生を除き、奨学金支給期間中にいかなる大学にも在籍していないこと
  • 過去に大学院奨学金を修了していないこと
  • 非EU市民として、滞在許可証が滞在期間中、自営業を妨げないことを確約すること
  • ケルン市から他の奨学金を受けていないこと
  • ドイツ語または英語を母国語とするか、C1-の語学力を有すること
提出書類

提出期限は2025年5月31日23:59まで

  • 個人情報 氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス
  • 身分証明書(身分証明書、パスポート、またはパスポートの代わりとなるもの)
  • 志望動機書(必須、1ページ)
  • 履歴書(必須、2ページ以内)
  • ケルン市とその周辺部における都市計画-建築に関する創造的、実験的、先見的な計画課題のプロジェクト提案書(必須、
    最大6ページまで)
  • 都市計画および建築の経験を証明する書類(任意、6ページ以内)
  • 推薦状 1~3通(任意)
  • 自身の研究に関する1~3件の学術出版物(任意)
  • アップロードする応募ファイル、ファイル名は以下のようにする:氏名_名_居住地_2025.pdf
  • ドイツ語または英語で提出

その他詳細は公式サイトで確認できる。