無彩色というテーマに挑む4名のアーティストが織りなす、静謐で深淵な表現の世界

西新宿・ヒルトン東京の地下1階に位置する「FUJI GALLERY SHINJUKU」で無彩色をテーマにした展覧会「A Chroma:白と黒、そしてその界隈」が2025年6月14日から7月27日まで開催される。白と黒、そしてその中間のグレーは、色相や彩度を持たない無彩色であり、色彩に基づく視覚的なイメージや情報が制限されるからこそ、鑑賞者は作品と自分の感性とを直接照らし合わせ、自由な解釈を楽しむことができる。本展では、色彩のない世界がもたらす「静けさ」や「思考の深さ」に焦点を当てる。adf-web-magazine-a-chrom-1

出展作家は入江清美、青木愛弓、松下誠子、谷村メイチンロマーナの4名。それぞれ異なる表現方法やテーマを持つ彼女たちが、共通して無彩色という要素に取り組むことで、抽象性、形態、質感、光と影のコントラストといった要素が際立つ展示空間が生まれている。梅雨が明け、夏の陽射しが街を照らす時期、色彩あふれる日常の中であえて「無彩色」という選択を提示するこの展覧会は、視覚に依存しすぎない美術表現の本質を問い直す契機となるかもしれない。

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谷村 メイチン ロマーナ / Romana Machin TANIMURA
≪牛型飛行生命物体 モーカウカウ≫
(Cattle-Shaped Flying Life Form, Moo Cow-Cow)
2022年
グルースティック、アクリル絵具
glue stick, acrylic color
400×170×H300mm

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青木愛弓 / Ayumi AOKI
≪水辺の記憶 58≫
(Memory of the Waterside 58)
2025年 紙にアクリル絵具、紙、鉛筆
acrylic, paper and pencil on paper
195×115mm

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入江清美/Kiyomi IRIE
≪和敬清寂 17≫
(Harmony, Respect, Purity, Tranquillity 17)
2024年
キャンバスにアクリル
acrylic on canvas
318×410mm(F6)

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入江清美/Kiyomi IRIE
≪和敬清寂 24≫
(Harmony, Respect, Purity, Tranquility 24)
2024年
キャンバスにアクリル
acrylic on canvas
1167×910mm(F50)

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松下誠子/Seiko MATSUSHITA
≪Inner B1≫ ≪Inner B2≫ ≪Inner B3≫
2010年
紙に木炭、パステル、鉛筆
charcoal, pastel and pencil on paper
390×545mm

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松下誠子/Seiko MATSUSHITA
≪Inner B1≫ ≪Inner B2≫ ≪Inner B3≫
2010年
紙に木炭、パステル、鉛筆
charcoal, pastel and pencil on paper
390×545mm

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松下誠子/Seiko MATSUSHITA
≪Inner B1≫ ≪Inner B2≫ ≪Inner B3≫
2010年
紙に木炭、パステル、鉛筆
charcoal, pastel and pencil on paper
390×545mm

「A Chroma:白と黒、そしてその界隈」開催概要

会期2025年6月14日(土)から7月27日(日)まで
会場FUJI GALLERY SHINJUKU
時間11:00〜19:00
URLhttps://www.fuji-gs.jp/