ワールドツアーの締めくくりを渋谷で
映画監督ハーモニー・コリンとマルチメディアデザインコレクティブ「EDGLRD(エッジロード)」が、コリンの最新監督作品『AGGRO DR1FT(アグロ ドリフト)』プレミア上映イベントを渋谷で2024年6月1日(日)から6月9日(日)まで開催する。コリン監督の過去作品および最新作『AGGRO DR1FT』上映、エッジロードの世界観を表したエキジビション、そしてライブDJパフォーマンスを交えた体験型上映イベントワールドツアーの3プログラムが予定されている。詳細は公式ページに更新される。
作品上映(会場:WHITE CINE QUINTO)
ハーモニー・コリン監督 過去作品上映(6月1日~6月4日)
- 『ビーチ・バム 真面目に不真面目』 (The Beach Bum)
- 『スプリング・ブレイカーズ』 (Spring Breakers)
ハーモニー・コリン監督 最新作 『AGGRO DR1FT』プレミア上映(6月5日)
ハーモニー・コリンの舞台挨拶あり、国内での劇場上映はこの1回のみ。
エキジビション(会場:RAND表参道)
「EXHIBITION ENTER THE EDGLRD WORLD」(6月5日~6月9日)
EDGLRD(エッジロード)の世界観を投影した初のエキシビジョン。限定商品の販売も予定。
イベント(会場:WWW / WWW X)
「EDGLRD PRESENTS: AGGRO DR1FT EXPERIENCE」(6月6日 22:00~)
『AGGRO DR1FT』の上映に加え、ハーモニー・コリン、TWO SHELL、SNOW STRIPPERSらがDJを手がける一夜限りの体験型上映イベント。本イベントは世界各地で開催しており、渋谷がその最終地点となっている。
『AGGRO DR1FT(アグロ ドリフト)』
全編をサーマルレンズで撮影したこの作品の舞台は、マイアミビーチの裏社会。暴力と狂気に支配された歪んだ世界で、熟練ヒットマンがターゲットを追う過程を映し出す。緊張が高まる中、捕食者と獲物の境界が曖昧になるサイケデリックな旅が描き出された作品となっている。出演には、Jordi Molla(ジョルディ・モリャ)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)ら。
EDGLRD (エッジロード)
ヴィジュアルアート、映画、デジタルメディアに対する革新的なアプローチで知られるクリエイティブコレクティブ。2023年秋に 『AGGRO DR1FT』とともに正式に設立して以来、Kim Kardashian(キム・カーダシアン)のSKIMSとのキャンペーン、Bladee(ブレイド)とYung Leanのミュージックビデオ、Nike Zoom MMW 6 TRD Runスニーカーキャンペーンなど、アーティスト、ミュージシャン、ブランドとの多岐にわたるプロジェクトを手掛けている。また、デザイン、映画制作、スケートボード、ビデオゲーム開発、ファッションの要素を取り入れた様々な形のクリエイティブコンテンツ(物理的に着用できるだけでなく、 EDGLRD が手掛けたゲームや短編映画内のデジタルアバターも着用できるアイテムなど) を制作。デジタル時代における芸術的媒体、テクノロジー、ストーリーテリングの境界を再定義し続けている。
ハーモニー・コリン(Harmony Korine)
1973年、アメリカ・カリフォルニア州ボリナス生まれ。映画監督、アーティスト。当時現地に存在したコミューンで育ち、その後ニューヨークに移りニューヨーク大学で映画を学ぶ。スケートパークでの出会いをきっかけに、ラリー・クラークと共に映画『KIDS/キッズ』(1995)を制作。実験的なスタイルと反体制的な作品で知られる。その後『ガンモ』(Gummo)、『ジュリアン』(Julien Donkey-Boy)、『ミスター・ロンリー』(Mister Lonely)、『トラッシュ・ハンパーズ』(Trash Humpers)、『スプリング・ブレイカーズ』、『ビーチ・バム まじめに不真面目』を執筆・監督。作家や写真家としての作品も世界中で展示され、『The Bad Sun』(1998)、 『クラックアップ』 (1998)、『Pigxote』(2009)などの書籍として集録されている。現在、フロリダ州マイアミ在住。