「現代被服と自然、科学、日本」をテーマに

サステナブルイベント「Meguriwa 2020」が2020年3月16から18日まで渋谷ヒカリエにて開催される。「Meguriwa 2020」はイベントを通じて日本の美意識で実現する持続可能な未来とSDGs(持続可能な開発目標)、循環型の経済を考える場をつくることが目的。近年、気候変動やプラスチックごみなどの社会課題に対しサステナブルへの取り組みが急がれる中、ファッション産業の動向に、世界からの注目が集まっている。そんな中、政治背景や消費者意識の変化から、いち早く取り組みを進めた欧米に比べ、日本のサステナブル施策はまだ十分とはいえず、特にファッション業界においては国際競争力の低下を危惧されるほどに、意識の低さが顕になっている。Meguriwa実行委員会は、この現状に変化を与えるべく、世界から要人が集まるファッションウィーク期間に日本発のサステナブルを国内外へ発信する「Meguriwa2020」を開催する。

「Meguriwa 2020」は、開催にあたり、さまざまな企業との意見交換を経て、ファッション産業に今必要なものは、横でつながり、学び、相談できる場所であると考える。初開催となるイベントを、誰もが “まなび・つながり・とりいれる” ことができる開かれた学びの場として位置付け、「現代被服と、自然、科学、日本」をテーマに、​展示商談、マーケット、セミナーなどのコンテンツを繰り広げる。サステナビリティーに関して日本の取り組みの遅れが指摘されているが、150年前の日本の暮らしに目を向けてみると、”自然と共生してきた循環型のくらし” が生活の中にあった。「Meguriwa 2020」は、新旧の智慧を生かし、SDGsが示す新しい社会へ向けて「これからを学び、私たちらしいサステナブルを発信するイベント」を作っていきたいと考えている。