NY 53 West 53
プリツカー賞を受賞したフランス人建築家ジャン・ヌーベル(Jean Nouvel)が設計し、ティエリー・デスポン(Thierry Despont)がインテリアデザインを手がけたを53 West 53が完成した。53 West 53は、谷口吉生がデザインしたMoMAの建築的に名高い建物に統合されているというユニークな特徴を有している。現在、MOMAの3つの新しいギャラリー階が53 West 53の基礎部分にオープンになっており、それぞれが美術館の既存の展示スペースからアクセスでき、接続されている。居住者は、MoMAの譲渡証書付き会員権を取得でき、これには美術館のアイコン的なSculpture Garden(彫刻庭園)で私的なイベントを開催するという使用権利が含まれている。
1ベッドルームから4ベッドルームまでの住宅計145戸があり、フルフロアの住宅や専用エレベーター付きのデュプレックス・ペントハウスも含まれている。ビルの先細型の設計とダイアグリッド構造として知られるジャン・ヌーベルの特徴的な露出構造システムは、各住居のレイアウトがユニークであることを意味している。現在リストアップされている住宅は、1ベッドルームの350万ドルから4ベッドルームのデュプレックス・ペントハウスの6382万ドルまでとなっている。Hinesのデービッド・ペニック・マネジングディレクターは「入居者と将来の購入者は、マンハッタンでのラグジュアリーな生活の水準を真に高めた建築の傑作に住むというユニークな機会をいまや手に入れることになる」と語る。