限定100台の最初のシリアルナンバー付きモデルをStockXでオークションに出品
コンシューマー・テクノロジー企業Nothingは初となるスマートフォンNothing phone (1) のデザインをスイスで開催中のアート・バーゼルで公開した。NothingのCEO兼共同設立者であるCarl Pei(カール・ペイ)は、次のように述べている。
ここ数年、この業界からすべてのアーティストが立ち去ってしまったように感じていました。現在市場にあるのは、冷たく、刺激的でない、派生的な製品ばかりです。今こそ、新鮮な発想が必要なのです。phone (1) は、自分たちのために、そして何よりも大切な人に誇れるものを作ろうと、直感的にデザインしました。早く多くの人に体験してもらいたいと思っています。
Nothing phone (1) は、シースルーの背面に400以上の部品で構成されたユニークなメカニカルデザインを採用。ニューヨークの地下鉄マップをデザインしたマッシモ・ヴィネッリなどのアーティストからインスピレーションを受け、複雑なシステムをアートのように見せている。また、100%リサイクルされたアルミニウムのフレームにより、軽量かつ頑丈に作られており、携帯電話のプラスチック部品の50%以上に業界トップクラスの割合でバイオベースまたはポストコンシューマーリサイクルの材料が使用されている。
Nothingは最新カルチャー商品の2次流通市場をリードするグローバルオンラインマーケットプレイスStockXと提携し、ブランドやクリエイターがユーザーに向けて限定品を直接販売する事ができるフォーマットDropXを介して、phone (1) の最初の100台をシリアルナンバー付きの限定アイテムとして出品する。Nothingの歴史の一部を所有する機会である48時間オークションは2022年6月21日14:00 BST(日本時間6月21日22:00)から23日13:59(日本時間22日21:59)までStockX.comで実施され、すべての収益はNothing Technologyの投資家などによるコミュニティが管理するファンドに寄付される。StockXのCMOであるDeena Bahri(ディーナ・バーリ)は
Nothingは、現在のカルチャーの最前線にいる、既存の価値観を打ち砕くブランドです。私たちは、障壁を取り除き、イノベーションを推進するという共通のコミットメントを核に、継続的な協力関係を結んでいます。StockXは、すべての人が己のパッションを通じてカルチャーと接点を増やし、よりスムーズにアクセスできる環境の構築を目指しています。このようなパートナーシップは、技術的な先進性だけでなく、自己表現を意識してデザインされたユニークな製品への独占的なアクセスをお客様に提供します
と述べている。phone (1) のスペックや価格などの詳細については、2022年7月12日16:00(日本時間7月13日0:00)から開催されるNothing “Return to Instinct”で確認することが出来る。
Nothing について
コモディティ化した退屈な業界において、Nothingはテクノロジーを再び楽しくし、創造性を刺激し、コミュニティと一緒に未来を築くことを目的としている。Nothingは象徴的で接続性の高い技術製品のエコシステムを構築することで、業界に芸術性と情熱を取り戻すことを目指している。これまでに53万台以上を販売したear (1)の成功に続き、待望のスマートフォン製品phone (1) は2022年7月12日(日本時間7月13日)に公開。
Stock Xについて
StockXはスニーカー、アパレル、エレクトロニクス、アクセサリーやコレクティブルなどの成長し続ける巨大なオンライン市場に焦点を当てた、デトロイトに本社を置く最先端テクノロジー企業。リアルタイムの価格データによって、圧倒的にアクセスしやすく可視化された市場を実現し、公正な市場価格に基づく購入と販売を可能にしている。StockXには幅広い商品ジャンルを網羅しており、何百ものブランドが掲載されている。 2016年に創業し、世界中のオフィスと11の認証センターで1,500人以上の従業員を擁している。